2015.11.12 慰安婦問題

「慰安婦問題」の解決を妨げているのはこれだ!韓国が抱える恐るべき「恨の文化」を歴代大統領の悲惨な末路とスポーツから読み解く

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だから「慰安婦問題」は永遠に解決しない?韓国人の国民性を表わす「恨の文化」

「恨(ハン)の文化」

我われ日本人にはあまり聞き慣れないこの言葉をご存知だろうか?

これは朝鮮民族特有の概念であり、「コンプレックス」や、被支配者あるいは弱者が支配者や強者への憎悪やねたみを内心にため込んでいることを表したニーチェの用語「ルサンチマン」などが比較的近い概念といわれている。

もともと厳しい階級社会だった韓国においては、最初に属した階級が絶対で、下位の階級は上位の階級への服従を否応なく強いられ、身分差別や女性差別など、決して縮まることのない明確な格差が存在した。

そのような中で、度重なる中国による侵略・征服で屈辱的な従属関係を結ばされたことや、日本による植民地時代の抑圧を受け、

民衆の中に蓄積された恨み・悲しみ・怒り・絶望・羨望・嫉妬…

そういった感情を諦めることで昇華させようとする精神概念が「恨(ハン)」であり、朝鮮民族はそれをひとつのエネルギー源にして生きてきた。

 

ちなみに、「既に諦めている」という前提が存在するため、「恨」には終わりが存在しない。

そのため一度「恨」を感じたら、その「恨」は永久に続くこととなるのだ。

前回の記事で書いた韓国朴槿恵大統領の『加害者と被害者という歴史的な立場は千年の歴史が流れても変わらない』発言の根底にもこの「恨の文化」があると考えれば、日本中を唖然とさせたこの発言も、いかにも韓国人らしいと妙に納得できるものである。

 

恐るべき「恨(ハン)の文化」~韓国歴代大統領たちの悲惨な末路~

「恨(ハン)の文化」に基づく韓国の歴史は、失脚した権力者を見せしめに断罪する繰り返しだった。

例えば朝鮮王朝の創始者にして初代国王の李成桂は、前王朝の高麗王家を女子供まですべて処刑し、その後も王姓の者を皆殺しにしようとしたため、多くの者が改姓したというエピソードが残されている。

現代になっても、その“文化”は変わらない。

それは絶大な権力を持つ大統領の座を降りたあとの悲惨な末路によく反映されている。

現在の朴槿恵大統領は18代目で、大韓民国建国以来11人目の大統領である。

朴大統領以前の10名のうち、任期を満了し大統領の座を去った後に、自身や身内が刑事訴追されることなく、穏やかな生活を送ることができた人がどのくらいいるかご存知だろうか?

 

答えは「ゼロ」

 

そう、ひとりもいないのだ。

 

【韓国歴代大統領】

第1~3代 李承晩(イ・スンマン)
 李承晩(スクエア) 大統領退任の2日後に養子に迎えた長男の李康石が一家心中を試みて実の両親を射殺した挙句、本人も自殺。李承晩自身は、再選のために大規模な不正選挙を強行したとして4・19革命で失脚。ハワイへの亡命を余儀なくされる。
第4代 尹ボ善(ユン・ボソン)
 ユン・ボソン(スクエア) クーデターで退任を余儀なくされる。軍法会議で懲役3年の判決を受ける。
第5~9代 朴正煕(パク・チョンヒ)
 朴正煕(スクエア) 長男(朴槿恵大統領の弟)が麻薬服用で逮捕される。文世光による狙撃事件が発生し、朴正煕大統領を狙った弾が逸れて夫人に命中、死亡。朴正煕大統領自身は大韓民国中央情報部(KCIA)の金載圭に暗殺されるという非業の死を遂げる。
第10代 崔圭夏(チェ・ギュハ)
 チェ・ギュハ(スクエア) 歴代大統領の中で在任期間は最も短く、8ヶ月で退任。時代の中で翻弄され、自らの意思とは関係なく大統領職に就き自らの意思に関係なく辞任した「非運の大統領」
第11~12代 全斗煥(チョン・ドファン)
 全斗煥(スクエア) 大統領退任後には自ら財団を設置し院政を狙うが、利権介入などが発覚し親族が逮捕。その後も光州事件や不正蓄財への追及が止まず、死刑判決を受ける。(後に減刑の後、特赦)全斗煥の長兄、全基煥が水産市場の運営権を強引に奪取したとして逮捕された以外にも、弟の全敬煥も公金を着服した疑いで起訴。いとこや妻の兄弟も収賄、脱税、横領などの罪で逮捕された。
第13代 盧泰愚(ノ・テウ)
 盧泰愚(スクエア) 大統領在任中の莫大な不正蓄財および収賄容疑により、退任後逮捕。粛軍クーデター・光州事件の内乱罪も発覚し懲役17年の判決を受ける。(後に特赦)妻のいとこに当たる朴哲彦は、スロットマシーン業者から金品6億ウォン(約4000万円)を受け取ったとして逮捕された。
第14代 金泳三(キム・ヨンサム)
 金泳三(スクエア) 在任中にアジア通貨危機が起こり、国際通貨基金(IMF)の援助を要請するという屈辱的な事態を招く。次男の金賢哲が利権に絡む便宜を図るよう要求され、30億ウォン(約2億円)余りの金品を受け取ったとして逮捕される。現職大統領の息子が逮捕されたのは初めてのことだった。
第15代 金大中(キム・デジュン)
 金大中(スクエア) 光州事件の首謀者として死刑判決の判決を受ける。(後に無期懲役に減刑)選挙戦で「大統領親族不当行為禁止法」の制定を公約に掲げ、8親等以内の血族、4親等以内の姻族を管理したが、金大中の3人の息子はいずれもさまざまな不正事件に関与し、逮捕されている。
第16代 盧武鉉(ノ・ムション)
 盧武鉉(スクエア) 大統領退任後、側近・兄など親族が横領や贈賄容疑で相次いで逮捕された。不正資金疑惑について包括収賄罪の容疑で本人に検察の事情聴取が行われた後、岩崖から投身自殺した。
第17代 李明博(イ・ミョンバク)
 Author_Henrik Hansson Globaljuggler(スクエア) 実兄の国会議員李相得とその側近が斡旋収賄などの疑いで逮捕され、また政治資金法違反では実刑判決を受ける。夫人のいとこも逮捕されており、土地不正購入疑惑でも追及中。

このように韓国の歴代政権では、大統領の親族による不正が繰り返されてきており、特に第11代の全斗煥以降は金銭がらみの不祥事ばかりで、自身が立件される例もあれば、隠れ蓑に使われた親族が逮捕されるケースも多数発生している。

一部の発展途上国などで長期間権力を掌握していた独裁者が失脚すると、本人を含め親族、関係者が隠していた不正を暴かれ、一斉に逮捕されるという事態は珍しくはない。

だが、韓国の場合、大統領の任期は5年(1980年以降は1期限りの再選禁止)と定められており、権力を独占し続けることは不可能な制度となっている。

大統領が交代するたびに、新任の大統領が自分の権力の正統性や清廉さをアピールするために、先代を「見せしめ」としてきたという背景もあるだろう。

しかしながら、国民の直接選挙で選ばれた大統領がこうも連続して不祥事を繰り返している状況は、極めて異例と言わざるをえない。

 

恐るべき「恨(ハン)の文化」~ルール無視!スポーツマンシップが通用しない韓国にスポーツをする資格はあるのか?~

『定められたルールの中で全力を出し合い、勝敗を決する』

改めて言うまでもないことだが、スポーツをする上ではこれは至極当たり前のことだ。

たとえ希望していた通りの結果が得られなかったとしても、勝負事である以上は勝者がいればその裏には必ず敗者がいるわけで、満足できなくても結果は結果として受け入れる。

それこそがスポーツマンシップというものであろう。

しかし、この当たり前が通用しない国、それが韓国なのだ。

オリンピックやサッカーワールドカップをはじめとしたスポーツの国際大会において、相手を挑発する、ラフプレーをする、試合に負けると苦情を申し立てる、政治的主張を行うなど、韓国による蛮行は枚挙にいとまがない。

 

韓国が著しくスポーツマンシップに欠けていることは、もはや世界的に暗黙の了解といっても過言ではなく、その卑劣さを全世界に知らしめるきっかけとなったのが、2002年ワールドカップ日韓大会における韓国の「疑惑の大躍進」だ。

サッカーを愛するすべての人にとって、最も神聖かつ権威の高い大会であるサッカーワールドカップ、しかも21世紀初となる日韓大会は、共催国である韓国が絡む審判によるあり得ない誤審と八百長まがいの試合により、その権威と誇りを著しく汚され「史上最悪のワールドカップ」として人々の記憶に刻まれることとなった。

事実、FIFAが2004年に発表した100年間の10大誤審のうち、なんと半数にあたる5つが2002年日韓大会より選出され、さらにその5つのうち実に4つの誤審が韓国戦で起こっているのだ。

1904年のFIFA創設以来、100年という長い歴史の中で選ばれた10大誤審のうち、4つが同一大会中に特定の国が絡んで発生するなどあり得ないことであり、しかもそのすべてが韓国に有利な判定になっているのだから、八百長や審判の買収を疑われ、「開催国の資格なし」との誹りを受けても致し方ないことであろう。

実際、韓国に対しては世界中から猛烈な非難が集まり、ワールドカップ4位という記録を称える声は韓国国内の自画自賛以外まったくの皆無で、むしろスポーツマンシップの無さと、その民度の低さを白日のもとに晒すこととなったのだ。

 

ヨハン・クライフ(オランダの英雄。愛称:「フライング・ダッチマン」)

「ワールドカップの恥さらし国家。韓国は史上最低の開催国として歴史に名を刻むことだろう。」

Johan_Cruijff(修正)

 

ミシェル・プラティニ(愛称:「将軍」。フランスサッカー史に燦然と輝く名を残す名選手。欧州サッカー連盟(UEFA)会長)

「不愉快だ。ワールドカップは世界最高の大会のはずだ。

世界最高の大会は公正な場で行うのが義務だ。

まして観客の声援を強く受ける開催国はこれに細心の注意を払わなくてはならない。

それを怠った韓国には深く失望し憤りすら感じる。」

 

ゲーリー・リネカー(元イングランド代表。愛称:「英国の貴公子」)

「一つ確かなのは今回の韓国の勝利に名誉が伴っていないことだ。

後年日韓ワールドカップを振り返ったときにトルコやセネガルに米国、スウェーデン、ベルギー、日本の健闘が賞賛されることはあっても韓国が賞賛されることは決してないだろう。」

 

パオロ・マルディーニ(史上最高の左サイドバックと呼ばれる元イタリア代表。日韓大会に主将として出場)

「サッカーを侮辱した韓国には天罰が下るだろう。」

 

ジーコ(言わずと知れた「サッカーの神様」)

「不可解な判定はいずれも韓国が一番苦しい時間帯に行われた。

これはもう偶然とはいえない。言っていいはずがない。」

ジーコ

 

マイケル・オーウェン(元イングランド代表。愛称:「ワンダーボーイ」)

「卑劣な手段によって準決勝まで進出した国が、ワールドカップの権威まで汚してしまったことを残念に思う」

 

 ジョセフ・ブラッターFIFA会長(当時)

「韓国でワールドカップを開催することは間違いだった。

日本の単独開催にすべきだった。

世界中のサッカーファンに申し訳ない。」

 

現代のサッカー界を代表するこれら錚々たる面々から、これほど痛烈に名指しで批判された開催国など過去にも類を見ない。

いかに韓国がホスト国としての資質に欠け、スポーツマンシップやフェアプレー精神のかけらも持ち合わせていないかお判りだろう。

こうして2002年日韓ワールドカップは「史上最悪のワールドカップ」として人々の記憶に刻まれることとなり、韓国は自らの愚かな行いにより海外のサッカーファンからことごとく軽蔑され嫌悪されることとなったのだ。

 

恐るべき「恨(ハン)の文化」~敗戦を受け入れられない韓国がスポーツマンシップを理解する日は来るのか~

韓国という国は敗戦を受け入れることができない。

自国の選手が負ければ、それは必ず「誰かのせい」であり、敗戦の責任を追うべき対象が定まると、未来永劫消えることのない「恨(ハン)」により、今度は恐るべき執念深さで個人攻撃を仕掛けてくるのだ。

 

「恨(ハン)」の暴走/ソルトレイクオリンピックにおけるアポロ・オーノ事件

2002年2月のソルトレイクシティオリンピックで「事件」は起きた。

韓国のお家芸といわれるショートトラックスピードスケート男子1500m決勝において、1着でゴールした韓国代表の金東聖が進路妨害のため失格となり、2着でゴールしたアメリカ代表のアポロ・オーノが金メダルを獲得したのだ。

この判定に対し、韓国側はオーノが金の反則をアピールするためにオーバーリアクションをしたと抗議し、その後、韓国からの一方的な中傷・脅迫が相次いで、国際オリンピック委員会やアメリカ大統領府などにサイバーテロがしかけられたため、FBIが韓国側に捜査協力を求める事態となった。

さらに、同年6月に行われた FIFAワールドカップ日韓大会において、韓国代表とアメリカ代表が対戦した際、韓国代表の安貞桓が同点ゴールを決めた後、オーノと金が交錯した場面を再現するというパフォーマンスを行い、韓国サポーターから喝采を浴びた。

 

本人たちは「江戸の敵を長崎で討つ」とばかりに、このパフォーマンスに大満足だったようだが、傍から見れば甚だ場違いで、著しくスポーツマンシップを欠く行為であった。

なお、ソルトレイクシティオリンピックから10年以上が経過し、すでに本人が引退しているのにもかかわらず、韓国メディアは冬季五輪が近づくたびにこの話を蒸し返し、いまだにオーノを「公共の敵」と批判しているという。

しかも、自らが行った中傷や脅迫やサイバー攻撃については一切反省することなく、相手ばかりを一方的に「悪者」に仕立てるやり方は、どこか慰安婦問題で執拗に日本に絡み続ける姿勢と共通するものがある。

 

「恨(ハン)」の暴走/ソチオリンピックにおけるキム・ヨナ事件

さらに「国民の妹」と称されるキム・ヨナが、2014年ソチオリンピックの女子フィギュアスケートにおいて金メダルを逃したときにも韓国人の「恨(ハン)」は暴走を繰り返し、世界中の顰蹙を買うことになった。

何事においても「日本に追いつけ追い越せ」の韓国にとって、2006年トリノオリンピックで日本の荒川静香が金メダルを取ったことは衝撃であり、後塵を拝した韓国人にとって、自国に金メダルをもたらすスターを誕生させることは、もはや国是となっていた。

そして記憶に新しい2010年バンクーバーオリンピック。

永遠のライバルである日本を代表する浅田真央を20点差以上引き離してキム・ヨナが優勝し、韓国に初の金メダルをもたらした。

この時のキム・ヨナの尋常ならざる高点数に対し全世界から判定の公正さを疑問視する声が上がったが、フィギュアスケートが採点競技である以上、全員が100%満足する結果を得ることは不可能であろう。

兎にも角にも、金メダルを取ったことで日本に追いついた韓国が目指すもの、それは「日本を追い越す」ことだった。

そして迎えた2014年のソチオリンピック。

日本人がいまだ成し得ていない「女子フィギュアスケートオリンピック2連覇」の達成は韓国国民の悲願であった。

しかし蓋を開けてみれば、結果は開催国ロシアのアデリナ・ソトニコワが優勝し、「オリンピック2連覇」がかかっていたキム・ヨナは銀メダル。

悲願はあえなく潰えた。

 

 

この結果を受け、またしても敗戦を潔く受け入れられない韓国人の「恨(ハン)」が爆発する。

4年前には世界中からどれほど疑惑の目を向けられても「審判の判定は絶対だ」と開き直っていた韓国人たちが、手のひらを返したように一斉に「判定がおかしい」「開催国びいきだ」などとネット上で騒ぎ始め、その内容は日を追うごとにヒートアップしていった。

 2014年2月21日にプーチン大統領のFacebookのカバー写真が笑顔でロシア国旗を掲げるソトニコワの写真に変えられるやいなや、韓国人による口汚い書き込みが相次ぎ、その数は1日で5000件を超えたという。

 しかもその内容のほとんどが「ニセの金メダリストは恥を知れ」「きたないロシア、きたない金メダル」「ロシアには失望した」「己の身を恥じろ」「欲にまみれた汚い笑顔」など、目を覆いたくなるような罵詈雑言の数々。

 2002年ワールドカップ日韓大会において八百長まがいの試合を行い、2010年バンクーバーオリンピックでは疑惑の大量加点によって全世界から非難の集中砲火を浴びた国が、一体どの面下げて他国を糾弾しようというのか。

 ソトニコワ自身への個人攻撃も常軌を逸していた。

 韓国において絶大な人気を持つキム・ヨナを破ったことで、図らずも韓国人の恨みを一身に受ける形となったソトニコワには、熱狂的なファンから数え切れないほどの侮辱的なコメントが寄せられたという。

 さらに、とどまることを知らない「恨(ハン)」の暴走はますますエスカレートしていく。

 選手個人への卑劣な個人攻撃でも腹の虫が収まらない韓国人は、採点に不正操作があったのではないかとして国際スケート連盟(ISU)に異議を申し立てたのだ。

 当然のごとくこの訴えは「不正はなかった」としてISUに棄却されるも、韓国国内では依然として「キム・ヨナの金メダルをロシアに奪われた」という不満がくすぶり続けているという。

 そんな中、ソトニコワ自身は韓国平昌で開催される次回オリンピックについて問われた際、「韓国に行くのは不安」と、その心情を自国のメディアに吐露。

 「恨(ハン)の文化」に基づく韓国ファンの執拗さと、異常なまでの個人攻撃にさらされたことを考えると無理からぬことであろう。    

 

謙虚で高潔な日本人にみる真のスポーツマンシップ~敗戦を「自分の力不足」と素直に認められる国民性~

  翻って日本の場合はどうか?

 4年に一度開催されるスポーツの祭典オリンピック。

 アスリートであれば誰もが憧れる世界最高峰の舞台で起こった「世紀の大誤審」と、それを受け止めた選手の姿勢から、謙虚で高潔な日本人の国民性をよく表しているエピソードを紹介したい。

 時は2000年シドニーオリンピック。

柔道競技の最終種目として行われた100kg超級決勝で「悲劇」は起きた。

 2m近い大男がひしめくこの階級で、日本勢は1988年ソウルオリンピックで斉藤仁が優勝して以来、王座から遠ざかっていた。

 3大会ぶりの優勝を目指し決勝の舞台に臨んだのが、身長190cm、体重135kgと外国人に勝るとも劣らない体格をもつ篠原信一。

 

最近ではバラエティーなどで人気の篠原だが、この時は最重量級の王座奪還こそが彼に課された至上命題だった。

一方、対戦相手のフランス代表ドゥイエにとってもオリンピック2連覇が懸かっており、お互いにとって絶対に負けられない戦いだった。

静かに始まった試合が動いたのは、開始から1分40秒ほど過ぎた頃。

 

ドュイエの仕掛けた内股を篠原がかわし、逆に内股すかしで返してドュイエの背中を畳に叩きつけた。

副審の一人から篠原に一本があがり、勝利を確信して両腕をつき上げる篠原!!

しかし…

その直後、電光掲示板にありえない表示がなされた。

この一本が認められなかっただけでなく、なぜか技を仕掛けられたはずのドゥイエに有効のポイントが入っていた。

2人を間近で見ていた副審は篠原の技を一本と宣告したが、あろうことかニュージーランド人の主審クレイグ・モナガンともう1人の副審はドゥイエの内股を有効と判定したのだ。

結局、この判定が響いたまま、試合は終了。

日本側の猛烈な抗議にもかかわらず、判定が覆ることはなく、篠原の銀メダルは確定。

なお、この判定に関しては国際柔道連盟の審判委員長のジム・コジマ氏も「あれは完全なミスジャッジだったと思う」と誤審を認めるコメントを出している。

 

この試合のために4年間血の滲むような練習を積み重ね、やっとたどり着いた決勝の舞台で、勝利をほぼ手中に収めたと思った矢先に「世紀の大誤審」によって金メダルを奪われた選手の心中は如何ばかりか。

およそ冷静ではいられない状況で、当事者である篠原信一は、

『自分が弱いから負けた。それだけです。』

伏し目がちにこう語り、それ以上は一切言明することなく潔く引き下がった。

明らかな誤審にも審判の判断を尊重し、スポーツマンシップに則った謙虚で高潔な彼の姿勢を「恨(ハン)の文化」の人々が理解する日は来るのだろうか。

 

 

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