2016.02.01 北朝鮮

北朝鮮工作員証言による日本人拉致の目的とその方法とは?

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北朝鮮工作員による日本人拉致の目的や方法が書かれた内部文書を東京新聞が入手!テロ国家の実態が暴露。

2015年11月11日東京新聞が、北朝鮮工作員による拉致が国主導の活動だったことを示す証拠となる内部文書を入手したと報道しました。

東京新聞が入手し報道した「北朝鮮の日本人拉致に関する文書」には、北朝鮮工作員による日本人拉致は30年前に行われていたのではなく、つい最近まで国家をあげて大規模に行っていたという衝撃の事実が書かれていました。

拉致問題が北朝鮮の国策であった以上、それは北朝鮮の国家的責任です。

日本国民全体の願いである拉致被害者を一刻も早く全員奪還する!には、国際バランスの中適切にやっていかなければいけません。

この記事ではその「内部文書の内容と北朝鮮工作員」について詳しく書きます。

また、北朝鮮の日本人拉致の理由と目的については【なぜ北朝鮮は日本人を拉致したのか?その目的とは?「北朝鮮による日本人拉致問題」】に書かれています。

 

 

北朝鮮工作員の日本人拉致についての大スクープ

北朝鮮工作員による日本人拉致は、1970年代から80年にかけて数多く行われました。

民間人拉致の目的は、「洗脳して北朝鮮工作員にさせる」、「北朝鮮工作員が日本人に身分偽装するため(パスポート取得)」や「日本人に成りすますための教育係にする」などです。

拉致する日本人は周到に事前に選ばれ、計画され、ターゲットを拉致した場所は日本国内だけでなく、アジアやヨーロッパまで広範囲な地域で実行されました。

そして北朝鮮工作員による日本人拉致事件は、今から40年〜30年位前の事件とされていましたが。。。

 

金正日(キム・ジョンイル)総書記は2007年9月に訪朝した小泉純一郎首相との会談で、日本人拉致は「80年代初めまで特殊機関の一部が妄動主義に走って」拉致を行ったと釈明しました。

 

そして金正日(キム・ジョンイル)の死後、金正恩(キム・ジョンウン)政権下、2012年1月3日、朝鮮中央通信では、

「日本政府は存在しない拉致問題を長年にわたり騒ぎたて、その結果両国の関係は悪化した」

という論評を報道。

金正日の死をいいことに、金正恩政権は北朝鮮工作員による日本人拉致の事実をなかった事にしようとしました。

日本国内では、金正日の死により拉致問題の解決がさらに遠のくという声と、解決への前進を期待する声が上がりましたが、金正日の2007年の発言を鵜呑みにした日本国民は少なかったと思います。

しかし、それがまったくのウソだった!

ということが東京新聞により改めて2015年11月に明らかになりました。

私たち日本人は北朝鮮工作員による日本人拉致の事実について認識し、テロ国家の北朝鮮に対して警戒しなければなりません。

(参考記事:【北朝鮮】自衛隊施設・在日米軍施設周辺で行方不明者続出!!何が起きているのか?【拉致】

 

日本人拉致の目的や方法が書かれている!

東京新聞が入手したものは、北朝鮮工作員の養成学校「金正日(キムジョンイル)政治軍事大学」(平壌)が発行した「金正日主義対外情報学」という題名の対外秘密に指定された文書でした。

「金正日主義対外情報学」とは、スパイ活動の目的や方法を教育するための文書で、拉致工作の重要性やその具体的な方法などを詳細に記述されています。

拉致に関する文書が発見・報道発表されたのは初めてで、その文書は膨大で356ページにのぼります。

しかし、それは「上巻」であって「続き」があるといわれています。

その「続き」に、拉致に関して何が書かれているか。。。

さて、入手されたこの文書は、(労働党関係者によると)

「金正日氏が総書記に就任した97年以降に作成され、少なくとも総書記が死去した2011年まで、海外で活動する工作員を養成する過程で使われていた」つまりマニュアルとして使用していたようです。

北朝鮮工作員の教科書かバイブルのようなものだったのかもしれません。

文書には、拉致した人物が抵抗などした場合の「証拠を残さない殺害方法」まで詳細に説明してありました。

つまり北朝鮮は少なくとも2011年までは、日本人を拉致し、拉致に備えた教育を計画的に行い、抵抗した日本人を殺害していたのです。

North Korean posthumous portrait of Kim Jong-il.

North Korean posthumous portrait of Kim Jong-il(金正日)Date:13 April 2012,

 

 

罪なき日本の民間人を拉致し、国家戦略としてテロリストを育成している北朝鮮。

このような国が海を挟んですぐ隣に存在しています。

拉致問題の解決を大幅に遅らせた金正日総書記の責任を、金正日の主体主義を受け継ぎもみ消そうとしているテロ国家の最高責任者、金正恩にとことんとらせるべきです。

金正恩は北朝鮮の国民に対してでも、気に入らなければ大口径の高射砲で文字通り「ミンチ」にして処刑しているといいます。

冷酷非道で反人道的な政権のもとで、拉致された日本人の扱いがどんなものか想像するのもおぞましいです。

日本は、「金正恩政権が被害者全員を返しその全貌を発表し謝罪する」という決断をしなければ、日本も国際社会も金正恩政権の崩壊まで追い詰め、人権侵害の犯罪者として裁くという明確な姿勢を行動で示すべきです。

(参考記事:【北朝鮮拉致問題】横田めぐみさんの子どもと孫、拉致の深い闇

金正日政治軍事大学は工作員養成学校

金正日政治軍事大学とは要は工作員育成のための特殊訓練施設で、北朝鮮壌市に本部があり、「朝鮮労働党130連絡所」「人民軍695軍部隊」とも呼ばれています。

学科は情報班、外国語班、戦闘員班と分かれ、射撃、格闘、水泳、無線、語学、主体思想、軍事訓練などを徹底的に教育し、朝鮮労働党、朝鮮人民軍、政府機関などの幹部や工作員を育成しています。

金正日政治軍事大学の予算は、北朝鮮の一つの州をまかなえる程の金額で、多くの飢餓国民を考えると異常なバランスです。

現在の大学での訓練期間は6年2ヶ月と言われ、大韓航空機爆破事件の実行犯の一人である金賢姫や韓国に亡命した安明進も卒業生です。

1988年当時で既に、訓練された工作員は3000名、作戦待機中の工作員は2000名と推定されています。

37年も経っている今は、工作員の数は何万人でしょうか。

そして現在では、新たな工作員教育資料が作成されている可能性があり、拉致の手口も巧妙になっている事でしょう。

朝鮮労働党旗

朝鮮労働党旗

 

 

北朝鮮工作員の小道具

世界各地でテロ行為を繰り返す北朝鮮の工作機関。

工作員は身分を偽り、現在でも世界中で工作にあたっています。

2014年には、核開発に関与して国連職員機関に潜入していた北朝鮮工作員が3名がフランス政府により摘発されました。

日本の外務省の職員採用にも応募し潜入していました。

2011年に韓国で暗殺未遂事件が起きた際に逮捕された北朝鮮工作員は、ボールペン型注射器、ボールペン型銃、懐中電灯偽装した銃が報道に公開されました。

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ボールペン型注射器には、窒息死する神経系の毒薬が仕込まれていました。

押収された銃にも毒が仕込まれており、捜査当局に殺傷能力がある事が確認されました。

東京新聞が入手した内部文書「金正日主義対外情報学」には、このような殺戮武器の使い方も詳しく載っていました。

北朝鮮工作員は一般市民と同化し、マスコミと連動して世論の不安を煽って反日活動を繰り返し行っています。

北朝鮮情勢に詳しい専門家は「日本にも北朝鮮工作員や協力者が複数存在している」と指摘しています。

さらに工作員はサイバーテロなどにも広がり、今後もその脅威は計り知れないです。

 

 

北朝鮮の元工作員の北朝鮮・地下トンネル証言

北朝鮮の元工作員、安明進(アン・ミョンジン)氏は横田めぐみさんの拉致が判明するきっかけとなった証言をしたことで有名です。

2003年にある週刊誌で拉致被害者家族の横田夫妻が対談した際に「横田めぐみさんは金正日ファミリーで日本語の家庭教師として生きている」と発言したそうです。

その証言の真意は疑問視されている点もありますが、彼の著書によると、北朝鮮には工作員の教育目的のため、日本や韓国の街並みを再現した巨大な「地下トンネル」が存在します。

地下トンネルの長さは10キロ以上におよび、警察署や小学校、銀行から歓楽街まで再現されていました。

拉致被害者が工作員の教育にあたり、駅で切符をどう買うかなども細かく教えこみます。

切符

また市場で勤務していた拉致被害者が商品の買い方を教え、薬局では薬剤師の資格を持つ拉致被害者が教官を務め、工作員は完全に成りすます術を学んでいったといいいます。

北朝鮮の工作員に教育を行っている日本人拉致被害者は、「工作員の名前や顔を知っているので日本に返したら莫大な国家機密が露出することを恐れて返せない」のではないかと。

北朝鮮工作員になるには、こうした外国語や生活文化の習得の他に肉体的に強靭さが求められます。

安氏の証言によると、「10キロメートルを3時間で泳ぎ切る」、「25キロの砂袋を背負って40キロメートルの道のりを3時間30分以内で完走する」などの厳しい肉体的訓練に耐え抜いた成績優秀者を朝鮮労働党が選抜するそうです。

こうして選び抜かれた北朝鮮工作員たちは、国家への忠誠を誓い、工作活動に失敗した際には自殺するよう教え込まれて任務にあたるそうです。

北朝鮮の元工作員である安氏の証言は、1970年〜90年代にかけての北朝鮮の工作活動を元に証言していますが、工作活動は今でも日本社会の中で巧みに続いているといいます。

だからこそ、日本人はもっと警戒しなくてはなりません。

(参考記事:【北朝鮮拉致問題】東亜日報よる横田めぐみさんは北朝鮮の精神病院で殺害されたという報道、私たちは何をすべきか

 

北朝鮮に拉致された米国人に対する米国政府の対応は?

2000年、米国永住権を有している韓国人宣教師キム・ドンシク氏 は中国で北朝鮮工作員に拉致されました。

翌年2001年、キム牧師は、北朝鮮の監獄で拷問の後遺症に苦しんで死亡しました。

米国ワシントンDCの連邦巡回抗訴法院のデービッド・テイトル判事は、「キム牧師が拷問にあって死亡に至ったことに対して、北朝鮮が責任を負わなければならない」と判決を下しました。

そして北朝鮮に対してキム・ドンシク牧師の遺族(息子と弟)に3億5000万米ドル賠償するよう求めました。

テイトル判事は判決文で、「北朝鮮がキム牧師を拉致したことを後押しする証拠と北朝鮮が持続的にキム牧師のような囚人を拷問して死亡させた点、北朝鮮がテロと威嚇によって証人が法廷で陳述出来ないようにさせた点を考慮した時、北朝鮮がキム牧師を拷問して死亡させたという論理的な帰結に達する」と判示しました。

テイトル判事の判決は、第一審の「北朝鮮の責任を立証しにくい」という判決を覆したものでした。

キム牧師は10年近く中国に越えて来た脱北者と亡命者のために、人道主義的な活動を行い、キリスト教を普及していました。

テイトル判事は、「北朝鮮がキム牧師を狙ったのは彼の人道主義的な活動だけでなく、脱北者に対する布教のためである」と北朝鮮工作員の拉致の目的を明白にしました。

日本政府も日本人拉致被害者一人一人に対して、その罪を北朝鮮に問うべきです。

 

 

北朝鮮工作員の名前、日本人拉致事件の国際手配被疑者

北朝鮮の工作員は、日本人拉致事件の国際手配被疑者として11名が、警察庁ホームページ上に名前と写真付きで一覧表記されています。

しかし当然、これは氷山の一角です。

  • 洪寿惠(木下陽子)
  • 金世鎬
  • 辛光洙
  • 金吉旭
  • 通称・キム・ミョンスク
  • 通称・チェ・スンチョル
  • 通称・ハン・クムニョン(自称 韓明一)
  • 通称・キム・ナムジン
  • 森順子
  • 若林佐喜子 (旧姓・黒田)
  • 魚本公博 (旧姓・安部)

そして警察庁によれば上記工作員は、以下の12件に拉致として関与しているとみています。

  • 姉弟拉致容疑事案
  • 宇出津事件
  • 女性拉致容疑事案(鳥取県)
  • 少女拉致容疑事案
  • 元飲食店店員拉致容疑事案
  • 李恩恵拉致容疑事案
  • アベック拉致容疑事案(福井県)
  • アベック拉致容疑事案(新潟県)
  • アベック拉致容疑事案(鹿児島県)
  • 母娘拉致容疑事案
  • 欧州における日本人男性拉致容疑事案
  • 辛光洙事件
  • 欧州における日本人女性拉致容疑事案

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北朝鮮工作員はテロリスト

北朝鮮はテロ国家です。

日本人拉致事件は、北朝鮮政府が日本の国家転覆を狙い周到に準備されたテロ活動です。

北朝鮮のテロ活動のため、数多くの日本国民が非情に誘拐されたり、無残に殺されたりしました。

未だに北朝鮮工作員として働かされている被害者もいることでしょう。

これは日本国民の生命と安全の大きな驚異をもたらすテロです。

日本は国際社会と協力し、拉致問題が北朝鮮の国策であった証拠や証言をベースに、北朝鮮の国家的責任として徹底的に追及すべきです!

拉致被害者を一刻も早く全員奪還する!ために。

 

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