2015.04.11 選挙

投票率低下の最大の原因!?「若者の政治離れ」という誤解を解こう!

7
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

投票率の低下は政治への無関心の表れ?

選挙における投票率の低下が、問題になって久しいです。

総務省の発表によると、2014年12月に行われた衆院選では52.66%と過去最低を記録しました。

報道などでも、特に若者(20歳代)が投票に行かない、いわゆる「政治離れ」がどんどん進んでいるとさかんに叫ばれています。

選挙ポスター掲示板

選挙ポスター掲示板

しかし、国民は政治に対して本当に無関心でしょうか?国民の関心はそんなに低くない、と思います。

こんなに、日本が財政・外交などで逼迫している状態なのですから、国民が無関心であるはずがありません。

とある新聞の世論調査によりますと、有権者の約80%が政治に関心を示し、「全く関心なし」はわずかに数パーセントにとどまるという結果があります。

その反面、国民の約80%が政治に満足しておらず、国民の大半が政治と国民の意思の乖離を指摘しているとの調査結果も出ています。

こうした傾向はさまざまなメディアのアンケート調査を見ても変わりません。

 

若者が選挙に行かない理由「政治に無関心、興味がない」はホント?

次に”若者と政治”を中心に見てみます。よく近頃の若者は政治に関心がない、と云われます。

事実、年齢層別投票率の推移を見ると1990年代以降、若者の投票率が30~40%で推移し、全体の足をひっぱっていることがわかります。(明るい選挙推進委員会ホームページより)

しかし、一方で、5年に一度実施される「世界青年意識調査(第8回平成20年)」(※日本、韓国、アメリカ、イギリス、フランスの5カ国の18歳から24歳の青少年、各国1000人を対象に面接調査するもので、かなり大規模な調査です。調査は5年おきに実施しています)では、政治に対して関心のある若者の割合は58%という調査結果が出ており、日本は調査国の中で第一位です。

しかも、前回、前々回の調査と比べて、関心の高い層が10%前後ずつ伸びています。

若者は、投票に行かない層が多いものの、政治に関心のある層はむしろ増えているといっていいでしょう。

しかし、それでもやはり投票率は低いままなのです。

直近の20歳代の投票率は30%台となっており、政治に関心はある、しかし、「投票には行かない」という傾向は続いています。

つまり、「若者の政治離れ」ではなく、むしろ「若者の投票離れ」という現実があるわけです。

若者は政治に興味・関心がないから投票所に行かない、というのではなく「政治に関心はあるが、投票所には行かない」というのが本当のところなのです。

この原因は、選挙に潜む制度的な部分に原因があると考えられます。

 

「若者の投票率を上げる!」その秘策は?

この傾向は若者世代に限らず、先に挙げた国民の8割が政治に興味を示しているという世論調査から察するに、全世代に少なからずあてはまる傾向であると考えられます。

そうであるならば、まだまだ全体の投票率を向上させる余地はあると思われます。

政治に対しての関心をそのまま「投票行動」に直結させられる、そのような投票制度にすることを目指して行くべきではないでしょうか。

そこで、今の時代の各世代のライフスタイルに合わせた投票システムを模索し、その実現に向けて行動することが重要です。

例として挙げれば、

  1. 投票所を身近な施設に設置
  2. 投票時間の拡大
  3. インターネットによる投票を可能に
  4. 身体に障害のある方も手軽に投票できるシステム

若者の投票意欲が低いと言われている中、改善もせず、国がみずから若者の投票意欲を損なうように放置しているのは、本当におかしい。

若者の生活実態に合わせて法律を改正するだけでも、若者の投票率はぐんぐんと伸びてゆくはずです。

法律の改正など実現までにクリアしなければならない様々なことがありますが、実現に向けて一歩ずつ声を上げていきましょう。

 

※希望日本研究所 第8研究室

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

選挙関連記事

選挙関連記事をすべて見る