2015.08.01 【まとめ】

日本のWi-Fi環境の未整備っぷりに外国人旅行者の怒り爆発!?日本のWi-Fi環境についてまとめてみました。

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訪日外国人の不満が爆発!日本のWi-Fi整備は明らかに後進国レベル!

観光立国でもある日本には、年間1,300万人もの外国人が来日します。

和食をはじめとする日本文化は諸外国でも有名で、それを実際に見たり触れたりして楽しんでもらえている一方、大半の外国人観光客が日本のあることに不満を口にしています。

それが、Wi-Fi整備の未熟さ!

観光庁による外国人観光客へのアンケートによると、旅先の困りごと第1位が「公衆無線LAN環境」という結果です。

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<出典> 観光庁 オフィシャルサイト

 

これでは、観光立国として/おもてなし国家として、恥ずかしい限りです。

外国が進んでいるわけではありません!
日本が遅れているだけです!

少なくとも、諸外国と肩を並べる必要があるでしょう、、、しかも早急に!

東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、訪日外国人旅行者数が2,000万人になることを目指しています。

なおさら大事なインフラサービスになってきます!

しかも、すでに1,300万人もの外国人が日本に遊びに来てくれている以上、2020年なんて5年先の目標ではなく、1日でも早く取り組むべき課題ではないでしょうか。

 

 

ロンドンに続け!東京もオリンピックを機に無料Wi-Fiスポットを増設?!

 

なんだかんだで、あと5年に迫った東京オリンピック・パラリンピック。
新国立競技場をはじめ、目に見えるハコモノなど着々と動き始めていますが、目に見えないインフラ整備も必要となってきます。

その最たるものといっても過言ではないのが公衆無線LANの整備=無料Wi-Fiスポットの増設」ではないでしょうか?

先進国かつ技術大国であるはずの日本は、この公衆無線LANの整備に関しては諸外国に比べて大きく遅れをとっています。

政府も2020年までに「全国の観光地など約3万カ所に無料Wi-Fiスポットを設置する」方針を決めましたが、「設置数:3万カ所」や「目標:5年先」というのが妥当か否か・・・

総務省の報告書によれば、今回のWi-Fi整備に掛かる費用の約311億円を上回る経済効果が見込めるとしているので、観光立国として一刻も早く取り組むべきだと思います。

 

オリンピックで無料Wi-Fiスポットが激増したロンドンの街

2012 年に開催された前回のロンドンオリンピックでは、大々的に公衆無線LAN (Wi-Fiスポット)が敷設されました。

さらに4年前の2008 年に開催された北京オリンピックでも一部のエリアで無線LAN が導入されましたが、ここまで広く公衆無線LANが敷設されたのは、前回のロンドンオリンピックが初めてです。

敷設されたエリアもイベント会場やその周辺だけに限らず、広くロンドン市内をカバーしたため、外国から訪れてくる人々にとって有り難いサービスなのはもちろん、地元民であるロンドンっ子にとっても有り難いサービスだったことでしょう。

余談かもしれませんが、相手のためだけではなく、しっかり自分たちにもメリットがある政策だというところが、素直に大事だと思いました。

 

話題の新国立競技場にはフリーWi-Fiなど最先端技術が導入予定?!

ザハ・ハディド氏の設計による新国立競技場は、デザインや規模をはじめ、あの莫大な建設費用などを巡り、ネットで炎上しっぱなしですね。

いつも我々に話題をくださっています。

しかし、どうやら中身は様々な最新技術が導入される予定で、例えば360度の視点で試合を観戦することができるモニターが観客席ごとに設置されるなど、スポーツ観戦の概念が大きく変わりそうです。

そして今の時代には必要不可欠なWi-Fi環境もしっかり整備されるとのこと!

しかも、その規模も大きなもので、8万人が同時にインターネットに接続することを想定しているそうなので、観客全員が実況アナウンサーとなって、その瞬間その瞬間にSNSなどで発信しても、全く問題ないとのこと。

このようなSNSの動きは今でも行われていますが、5年後のオリンピックではより一層、誰もが受信者であると同時に発信者となって、多くの感情や情報が飛び交って盛り上がるでしょうね。

 

東京オリンピックまでには街中が無料Wi-Fiスポットに?!

ロンドンと同じように、東京も五輪都市として/日本も観光立国として、もはや最低限のインフラでもある公衆無線LANを充実させ、街全体が無料Wi-Fiスポットとなる必要があります。

いつでもどこでもネットができるよう、外国人観光客のため、そして何より自分たち日本人のために、完全フリーなインターネット環境を手に入れましょう!

 

 

完全フリーで公衆無線LANを利用できる時代は到来するか?!

では、日本は全く公衆無線LANが整備されていないのか?といえば、そんなことはありません。

カフェをはじめ駅や空港などでのWi-Fi環境は他国と比較しても遜色

しかし!
おそらく多くの人は携帯電話の回線(4G/LTE)を契約してインターネットを利用しているため、街中でWi-Fiを拾えなくても差し支えないことと思います。

だったらイイじゃねーか!
という意見もわからなくないのですが、では一体、月々いくら携帯会社や通信会社にお支払いされていますか?

決して安くはない通信費を毎月払っていることでしょう。

サービスの対価として料金が発生するのは当然ですが、月額たった数千円でも年額だと数万円にもなり、決して少額ではありません。

これが無料で使えることになったら、単純に嬉しくありませんか?

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フリーWi-Fiはユニバーサルサービスとして成り立つか?!

公衆無線LANの整備が増強されるのは非常に有り難いことですが、まどろっこしい登録や思いのほか高い料金設定だと、一般ユーザーとしてはありがたみが半減してしまいます。

今やインターネットは贅沢や娯楽だけのものでは無く、生活に欠かせないインフラとなっています。

ということで、料金も無料!手続きも不要!の完全フリーWi-Fiが当たり前の社会になることを期待したいところです。

 

あちこちにWi-Fiスポットが!しかし無料かどうかは・・・

有り難いことに、無料Wi-Fiを提供している店舗が増えてきています。

それは、店側がサービスの一環としてルーターを設置してくれているからなのですが、その他にも、各携帯会社によるWi-Fi使えます」のような案内やステッカーを店内で見かけたことはありませんか?

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中には有料サービスだったり、ちょっと面倒ですが事前契約が必要な場合もあります。

とは言え、その額は比較的安く(月額数百円)、またWi-Fiスポットも色々な所にあるため、上手に利用することで、容量の制限も気にせず、かつ通信費の節約にもなります。

では、実際にいくつか使ってみましょう!

 

 

訪日外国人用の無料Wi-Fiアプリ『Japan Connected-free Wi-Fi』を試してみた

諸外国と比べると、日本は公衆無線LANの整備が遅れています。

・・・と言われがちですが、実際どうなのでしょうか?

試しに、訪日外国人向けのアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」をiPhone5で使ってみました。

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まず、App Storeで検索して、アプリを発見!
一応 訪日旅行客向けとなっていますが、日本人の私もダウンロードできました。

空港や駅だけでなく、大手コンビニなど様々な場所で使えそうです!

では早速アプリを起動してみましょう。

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おっと、、、登録が必要なんですね。
早いとこ完全フリーになることを切望しながら、必要事項を入力して登録完了!

では、街に出て実験してみましょう。

 

街中の無料Wi-Fiスポットで接続を実験してみた

登録は簡単にできたので、早速アプリの中を見てみるべく近所の大手コンビニへ!

すると、ちゃんと入口の脇にステッカーが貼ってありました。

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いざ店内に入り、画面をジーっと見ながら自動で接続されるのを待つも、特に音沙汰はありません。

しかたなくスマホの設定画面でWi-Fiの項目を見てみたら、それらしきSSIDを発見!

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接続は自動ではないんですね。
正直ちょっと手間に感じましたが、何はともあれ無事に接続できました。

では、ここでもう1度アプリを起動!

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おっ!これで完全に使えるようになりました!

メールの送受信もバッチリです。

 

ちょっと待った!この無料Wi-Fiサービスって矛盾してない?

ただ一つ、疑問が残っています。

それは、このサービスを使える店舗や場所を地図で探せるSearch機能です。

今いる場所でネットがつながらないとき、近くのWi-Fiスポットを探そう!というのが一般的な実例だと思うのですが、このSearch機能自体がインターネットに接続しないと機能しないのです!!

ネット使いたいのに、それを調べるためにネットが必要・・・

その他にもSSID一覧のページがあるので探そうと思えば探せますが、これはちょっと実用性が欠ける気がしますね。

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まぁ雑に言ってしまえば、コンビニや駅などで使えると覚えておけば、ひとまずオッケー!

それ以外のエリアでスポットを見つけるには、まずそれを探すためにWi-Fiをキャッチしなければならないという、何だか不思議なスパイラルに陥ってしまいます。

他になす術はないものだろうか???

 

主要エリアのWi-Fiスポットはオフラインでも検索可能

こんな使い勝手のアプリを誰が使うんだろう?

と不信な思いと共にアプリ内を探ってみたところ、オフラインマップというメニューを見つけました!

東京駅や新宿など、主要な場所や観光地は前もってデータが内蔵されているため、ネットに接続しなくても無料Wi-Fiスポットが確認できるようになっています。

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その他の主要エリアでも、どこかでネットに接続できたときにダウンロードしておけば、出先でWi-Fiに接続する機会がなくても近くの無料Wi-Fiスポットを確認することができます。

例えば東京エリアだと、東京駅/新宿/秋葉原/浅草/渋谷/銀座/池袋です。

マニアックな場所は抜きにして、これだけでもカバーしていれば一般的な東京観光には助かりそうですね。

では、あえてWi-Fiをオフにして新宿エリアをオフラインマップで見てみましょう。

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さすがに外国人向けのアプリということだけあって、表示は英語です。

地図上の赤いマークになってるWi-Fiスポットをタップすると、駅や飲食店などの名称とSSIDが表示されます。

さらにその他のスポットを探したい時も、まずはこの赤いマークのWi-Fiを使ってオンラインでチェックすればOK!

 

訪日観光客による日本の無料Wi-Fiスポットの評価は?!

そもそも論ですが、このようにアプリがないとネットに繋がらないWi-Fi環境では、IT大国(ですよね?)の名が泣きます。

街中でネットに繋がるだけでも有り難いことなのですが、やはり一切の煩わしさ手間を省いた完全フリーWi-Fiを外国人も望んでいることと推察します。

特に外国人観光客の中には、他の国でのWi-Fi環境を経験している人も多いでしょうし、それと比較された暁には、今の日本の遅れはかなりマイナスポイントになってしまいそうです。

オリンピックまでと言わず、as soon as possible で取り組むべきでしょうね。

 

 

訪日外国人用の無料Wi-Fiアプリ『TRAVEL JAPAN Wi-Fi』を試してみた

もう1つ、別の訪日外国人向けのアプリ「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」をiPhone5で使ってみました。

日本に遊びに来た外国人のつもりでジャパニーズフリーWi-Fiを使ってみましょう!

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まずはアプリが必要とのことで、App Storeで検索検索!

あれ、見つからない・・・ 何度トライしてもダメ。

調べてみると、なんと日本のストアでは入手できないとのこと・・・
え?!トラベルジャパンなのに?!

もうこの時点で、完全に日本人には使わせないってことが判明しました。

訪日外国人のために用意してるわけで、その分を日本人に解放したら完全に容量不足になるのはわかるけども!

ここで諦めず、App Storeの設定で国をアメリカに変更したら、見つかりました。

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ポチっとGETをタップした瞬間・・・?!?!

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なんと、日本人のアカウントで接続しているせいか、日本のストアへ誘導されました。

ちょっと待った!
日本のストアにないから外国のストアに行ったんですよ?!
そしたら、あなたは日本人なんだから日本のストアに行け!だって?

ここまで綺麗なたらい回しは初めて!

もしかしたらApple IDの設定で国籍まで変えればできるのかもしれないけど、もうこれ以上は試しませんでした。

 

日本人は設定すらできない無料Wi-Fiアプリ

いくら外国人向けとはいえ、本当に日本人が使えないとは予想外でした。

約60,000箇所のスポットで無料Wi-Fiが使え、さらにプレミアムユーザーは約200,000箇所で使えるというサービスを、我々日本人もあやかりたいもんです。

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訪日外国人というお客様へのおもてなしも大事ですが、自分たち日本人もフリーWi-Fiが日常的に使えるよう、声を挙げましょう!!

 

 

あの帝国ホテルでフリーWi-Fiに接続してみた!

ここ最近は外資系の高級ホテルが乱立していますが、今でも重厚な構えで存在感を放し続けている老舗ホテルと言えば、やはり帝国ホテルその代表格ではないでしょうか?

何年か前に外国からのお客様を日本に招待した際も、このザ・定番とも言うべき帝国ホテルを選びました。

ちなみに、表面上(?)景気が向上している昨今、外国人の宿泊客が増えているそうです。

帝国ホテルの設計者と言えば、アメリカの建築家であるフランク・ロイド・ライト大先生!
うはぁ、カッコイイ!!!

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あれ?帝国ホテルってこんなんじゃないよ?
と思われても仕方ありませんが、実はこれが本来の姿なんです。

この頃の建物(中央玄関)は50年ほど前に愛知県の明治村に移築されてしまいました。

今のホテルはライト大先生の設計ではありませんが、館内にはライトっぽいディテールが随所に散りばめられています!

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もういかにも!って感じでゾクゾクしますね!

これはほんの一部にすぎません。

 

【オールドインペリアルバー】

本館中2階にあるオールドインペリアルバーには、当時のテラコッタや大谷石がオリジナルのまま再利用されています。

ライト大先生の面影を肌で感じながらお酒を飲むなんて、大人~。

Among the Imperial’s fascinating contributions to history is our unique relationship with the genius architect Frank…

Posted by Imperial Hotel on 2014年11月23日

 

帝国ホテルの無料Wi-Fiは外国人観光客も満足するレベルか?!

では実際に、帝国ホテルの館内でWi-Fiが自動的に繋がるかどうか試してみました。

あれ、、、応答なし。
少なくとも自動では繋がらず、設定画面でSSIDを見てみることに。

もうこの時点で完全ストレスフリーではなくなりました。

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ありました、インペリアルホテル!

セキュリティ上、鍵マークが付いてるのは仕方ないことでしょう。

ではパスワードは・・・と館内を探すも、どこにも見当たりません。
むしろ張り紙が至る所にあったら、せっかくの内装も台無しですわな。

通りがかったスタッフに尋ねたところ、パスワードや設定方法を教えてもらいました。

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今回は宿泊はせず施設を利用しただけなので、実際に宿泊する際はチェックインの時にでも説明を受けるのだと思います。

もしくは部屋にも案内があることでしょう。

スタッフにいただいたマニュアルを見ながら設定してみると、問題なく無料Wi-Fiに接続することができました。

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パスワードの入力を面倒と思うな!ガッチリ守られる無料Wi-Fiスポット

ホテルなどの施設は限られた利用者しか出入りしないため、パスワードでロックかけるのは当然と言えば当然でしょう。

あらゆる施設の無料Wi-Fiスポットを開放して誰もがストレスフリーにネットに繋がれたら最高ですが、やはりセキュリティのことなどを考えると、はじめにパスワードを1回入力するくらいは仕方ないことというか、むしろ安心するファクターなくらいですね。

そう、公衆無線LANの最大の難関は、セキュリティ対策かもしれません。

 

 

あなたの情報は全部お見通し?!無料Wi-Fiスポットこそセキュリティに警戒を

もしや大事な情報が盗み見されるなんぞ、他人事だと思ってませんか?

暗号化をしないやりとりの場合、IDやパスワードをはじめ、クレジットカード番号など個人情報を盗み見られる可能性が大いにあり得ます!

なんなら、もうすでに情報が取られているかも?

この他にも、怪しいサイトへのアクセスによるウイルス感染など、様々な被害も想定されます。

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パスワード不要の『野良Wi-Fi』には注意!!

中には同じSSIDを使った偽アクセスポイントという厄介なものも存在します。

本物か偽物かを見分けることは非常に難しく、少しでも怪しいと思った無線LANには絶対に繋がないことです!

仮にインターネットに接続するにしても、IDやパスワードが必要なサイトにはログインしないようにすべきでしょう。

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無料Wi-Fiスポットが邪魔者に?公衆無線LANによるネットの切り替え

カフェなどの飲食店で無料Wi-Fiを使わせてもらえるのは、各々の店舗や施設がサービスの一環として屋内に向けて電波を飛ばしてくれているおかげです。

いつもありがとうございます!

しかし、その電波は外壁などで完全に遮断されることはなく、また電波の範囲を室内にピッタリ収めることもできないため、屋外に漏れ出てしまいます。

この漏れたWi-Fiを店の軒先で拾ってラッキー!と思う人も中にはいるでしょう。

実はこれが問題なのです!!

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電波が勝手に切り替わる?!漏れ出る公衆無線LAN

大半の人が携帯電話会社のプラン(4G/LTE)でインターネットを利用していると思いますが、店から漏れ出る電波を勝手に拾って通信の切り替わってしまうのです。

街を歩いていて、どこかのお店から外に漏れた電波をスマホなどが検知してしまうと、キャリアの回線よりも無線LANの方を優先して自動接続してしまいます。

これが何を意味するかというと・・・

☑  固有回線から公衆回線に切り替わることで、速度が遅くなったり接続に失敗したりしてしまう

☑ うまく切り替わったとしても、瞬間的に接続が途切れてしまう

その結果、サービスであるはずの公衆無線LANが、キャリアの回線を契約している人にとっては邪魔者になってしまうこともあるのです。

自動で切り替わってしまうのをスマホ側の設定で変更することも出来ますが、切り替えもスムーズに行われると使い勝手も向上しますね。

 

断続的な【点】の無料Wi-Fiスポット【面】に!

各所で設けられている1つ1つのWi-Fiスポットは、数は多くても電波の範囲が狭く、それが飛び地のように断続的になっているのが問題です。

もちろん電波の強さ範囲には物理的な限界があり、これを解決するには単純にスポットを増やして連続的にするしかないでしょう。

街全体がWi-Fiスポット(点)ではなくWi-Fiエリア(面)になることを期待したいですね。
そう、雨粒が水たまりになるように・・・!

では、ここでDonald Fagen大先生の「Walk Between Raindrops」をお聞きください。

 

 

公衆無線LANの電波は汚れてる?!2.4GHz帯の限界は近い

時代は瞬く間に進化し、人々は手の中でインターネットに接続しています。

街全体どこでもWi-Fiが使えるようになるのも時間の問題かもしれませんが、徐々に便利になってきている反面、利用者の増加により電波が混雑し、通信環境が汚れているというのです。

一体どういうことでしょうか?

 

無料Wi-Fiスポットが増えることでネットが繋がりにくくなる?!

たまには技術的な話をば。

主に無線LANで使われている電波の周波数は2.4GHz帯で、そこに13チャンネルが設定されています。

実際はch14もありますが、規格が古く現在では非対応の機器が大半のため、無視!

ch01 2.412GHz ch06 2.437GHz ch11 2.462GHz
ch02 2.417GHz ch07 2.442GHz ch12 2.467GHz
ch03 2.422GHz ch08 2.447GHz ch13 2.472GHz
ch04 2.427GHz ch09 2.452GHz    
ch05 2.432GHz ch10 2.457GHz    

 

通信には前後約10MHzの合計20MHzが利用され、電波同士が互いを干渉しないようにするには22MHz以上離す必要があります。

例えばch3を使うと、それに干渉しない次のチャンネルはch8となり、その次はch13と、実際は3チャンネル分しか使えないのが現状です。

しかも、同時に近くで4chとかch7とか使われたら、干渉は避けられません!

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そしてさらに厄介なことに、この2.4GHz帯は電子レンジやBluetoothなどにも利用されているため、そもそも電波同士がぶつかる環境にあるのです。

こうして多くのルーターが干渉し合えば、せっかくのインターネット接続も混雑して使えなくなってしまい、サービスが拡大に伴い利用環境が悪化するという、非常に望ましくない結果になってしまいます。

何か対策はないのでしょうか?

 

公衆無線LANのキャパも拡充?!時代は2.4GHz帯から5GHz帯へ

実は、2.4GHz帯に加えて、屋内のみ使用可能な5GHz帯の帯域も用意されています。

環境整備や対応機種のリリースも未熟ですが、使えるチャンネル数は19チャンネルもあり、しかも2.4GHz帯と違って周波数が重なっていないので、電波干渉が起きにくく、通信が安定する傾向にあります。

屋外での使用が禁止されているチャンネルもあるため、実際に使えるのは11チャンネルですが、それでも2.4GHz帯の3チャンネルに比べたら万々歳!

とは言え、通信量は今後増加していくのは間違いありません。

この5 GHz帯を屋外でも自由に使えるための法整にも注目していなかればなりませんね。

 

 

大阪は無料Wi-Fiスポットが充実してるんやで~

 

 

浦野靖人衆議院議員(維新の党)のお膝元である大阪では、Wi-Fiが進んでいます!

大阪府は、通信事業者や鉄道会社など様々な企業と手を組んで、観光施策として公衆無線LANサービス『Osaka Free Wi-Fi』『Osaka Free Wi-Fi Lite』を2014年の秋頃から提供し始めました。

SSID 接続時間 利用制限 アクセスポイント数(’14年10月)
Osaka Free Wi-Fi 30分 無制限 417
Osaka Free Wi-Fi Lite 15分 1日4回=計1時間 1339

 

プログラムは2つあり、接続時間や利用制限などの差があります。

加盟店側の負担が少ないLiteの方がスポット数が多いのはご愛嬌!

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さて、ログイン方法ですが、完全なストレスフリーまではいかず、30分に1度15分に1度)、メールアドレスの入力が必要になります。

このあたりも、せめて初回だけの入力にして、その後はログイン状態が持続されたり、もしくは再訪した際にはログイン履歴を辿って入力が不要になったりするなど、もう少し使用時に手間が省けると、より便利かなぁと思いました。

とはいえ、アプリが不要でメアドの入力だけで済むのだから、文句は言えません!

 

無料Wi-Fiに接続できる旅行者は『客』であり『広報』でもある

このサービスにあやかることで、観光客は旅の途中でインターネットを通じて知りたい情報を見つけ、逆に感動したものや体験を瞬時にSNSなどで世界中に発信することができます。

このSNSによる世界への発信こそ、今では欠かせない最大の広報メディアでしょう。

無料Wi-Fiスポットの提供は、何も一方的なサービスではなく、しいてはその都市の宣伝にもなり得るのだから、整備費用は広告宣伝費として高くないのかもしれません。

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大阪の観光客が増えたのは無料Wi-Fiスポットのおかげ?

年間観光客数が100万人台だった時期もあった大阪は、なんと最近では300万人を超えたそうです。

この無料Wi-Fiスポットの増設が結果をもたらしたのでしょうか?

単純に結論付けることは難しいかもしれませんが、観光庁による外国人観光客へのアンケートで旅先の困りごと第1公衆無線LAN環境ということを考えると、決して無視できない効果と言えると思います。

 

 

バルセロナはWi-Fi整備だけでなくWi-Fiを使ったサービスまで提供!

ガウディのお膝元でもあるスペインのバルセロナは、それはそれは世界中からの観光客で年中お祭り騒ぎのように賑わっています。

街中のWi-Fiも、今年3月の時点では市内に664ヶ所のスポットがあるとのこと!

しかし、ここバルセロナは、そんな外国人向けの無線LANは朝飯前!

なにも観光客向けのサービスだけでなく、市民に対して「スマートシティプロジェクト」を掲げ、様々なサービスが提供されています。

人気観光地のイメージが強いバルセロナですが、実はヨーロッパ最大のイノベーション都市なのです!

 

Wi-Fiを活かしたバルセロナの『スマートサービス』とは?

もう15年も前の2000年あたりから、バルセロナではWi-Fiを活用したプロジェクトが進行おり、代表的な事例として、以下が挙げられます。

☑ バス停
  Wi-Fiスポットの提供/Wi-Fiによるバスの運行情報の配信

☑ 駐車場
  駐車場の空き状況をセンサーで確認およびWi-Fiで配信

街灯
  交通量をセンサーで確認およびWi-Fiで明かりを調整

ゴミ収集管理
  ゴミ箱の満杯状況をセンサーで確認およびWi-Fiで配信

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ガウディ建築に目が行きがちですが、打って変わってとても未来を感じますね!

日本では公衆の無線LAN整備がまだまだ未熟なので、バルセロナのようになるまでには時間がかかるでしょう。

しかし、せっかくならここまでのレベルを目標にして、その前段階かつ最低限のWi-Fi整備を早急にお願いしたいところです!

 

 

『ジャパニーズおもてなし』に私たち日本人もあやかろう!

総務省としては、公衆無線LANの増設は「外国人旅行者へのサービス」「防災対策」と名目上なっており、とても重要な整備であることは間違いないでしょう。

しかし、諸外国からしてみれば、「え、今さら?」「そんなビッグニュースじゃないよ」などという冷静な声もどことなく聞こえます。

それだけ日本は遅れているということなんです!

そもそも、国会の回線がデジタルから光になったのが最近らしいですからね。

ICT(情報通信技術)政策に力を入れようとしている国として、諸外国との遅れを認め、一刻も早く公衆無線LANの整備強化が待たれるところです!

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訪日外国人へのおもてなしも大事ですが、このフリーWi-Fiを私たち日本人自身も日常的に使えるよう、声を上げましょう!!

政府も東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年を目標に、「全国の観光地など約3万カ所に無料Wi-Fiスポットを設置する」方針を決めました。

 

この働きかけを後押しすべく、私たちは署名活動をしています。

集まった署名は浦野靖人衆議院議員にお届けしますので、よりよいネット環境を一緒に手に入れましょう!

 

 

希望日本研究所 第5研究室

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