2015.07.02 パラオ

「日本の戦争」がアブナイ!? 日本人の危機意識8割に

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「日本が戦争に巻き込まれる危険性」を感じている日本国民は約8割!!
内閣府が今年3月に公表した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」※からです。

「日本が戦争に巻き込まれる危険」があると思っている、と回答した人は75.5%で、過去2回調査(調査は3年ごと)と比較しても最大となっています。
逼迫する国際情勢を受けたものである、と予想できます。

調査はほかに、「国を守るという気持ちの教育の必要性」を感じている人が約7割余で過去最大の数値となっています。

「国民が国を守るという気持ちをもっと持つようにするため、教育の場で取り上げる必要があると思いますか」という質問に対し、必要があると答えた人は72.3%、昭和53年からの内閣府調査の中で最も高い数値となりました。

しかも回答者を性別に分けて見てみると、男性73.7%、女性71.1%で、あまり違いがなく、ほぼ男女共の共通意識であることも明らかになっています。

国民の意識は変わってきています。

 

 「日本が戦争に巻き込まれる危険性」

内閣府自衛隊調査1

※「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」(内閣府、平成27年3月公表):全国20歳以上の日本国籍を有する者3000人対象、有効回収数1680人(回収率56%)、調査時期 平成27年1月8日~1月18日(調査員による個別面接聴取)

「日本の戦争」に対し、一方6割が「平和」と回答

「日本の戦争」への国民の危機意識が高まっています。

一方、同じ内閣府が今年3月に公表した「社会意識に関する世論調査」では日本が「平和である」と回答した人が約6割でダントツの数値でした。

「現在の世相をひとことで言えば,明るいイメージとしては,どのような表現があてはまると思いますか」という質問で「平和である」「安定している」「おもいやりがある」などの回答を用意した中で、「平和」が59.9%でダントツトップでした。

「社会全体の満足度」に対しても59.3%が満足していると回答、満足していない40.2%を上回っています。
ここ7年間の推移を見ると、25年の調査ではじめて「満足している」が「満足していない」を上回ってから、この傾向は続いています。

多くの日本人は今の社会をまだまだ「平和」だと考え、「満足している」のです。

 

「社会全体の満足度」 

内閣府社会意識調査

※「社会意識に関する世論調査」(内閣府、平成27年3月公表):全国20歳以上の日本国籍を有する者1万人、有効回収数(率)6011人(60.1%)、調査時期平成27年1月15日~2月1日(調査員による個別面接聴取)

 

「日本の戦争」開戦日を知る人はたった2割

「日本の戦争」を知らない世代が増えています。

戦後生まれが人口の8割を超えました。

総務省が今年4月に公表した「人口推計(平成26年10月1日現在)」によると、戦後(昭和20年8月15日以降)生まれの人口は1億203万4千人、総人口に占める割合は80.3%となり、初めて総人口の8割を超えました。

戦後生まれが圧倒的となった今の日本人に対し、「日本が真珠湾を攻撃し、太平洋戦争が始まった日」を12月8日であると回答できた人はたった20%。

NHK放送文化研究所が2013年に実施した世論調査です※。
(国民の危機意識が高まっているといいながら、矛盾した言い方に聞こえるかもしれませんが)戦後生まれの8割の方々を含め、「日本の戦争」が、ほとんどの人々の記憶から失われようとしています。

先の内閣府「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」の調査結果は、多くが戦争を体験していない人による意識結果です。
戦争経験・体験のない人による「戦争の危機」で、抽象的なイメージによるものが大きい、といえるかもしれません。

「国を守るという気持ちの教育」は必要だと思う一人ですが、前提として、「日本の戦争」を正しく伝えていく教育が必要だと思います。

「戦後70年」の今年、改めて、戦前、「日本の戦争」、戦後、の学習が求められています。

※「平和観についての世論調査」(NHK放送文化研究所、2013年8月公表):2013年8月2日(金)~4日(日)実施、調査対象・全国20歳以上の男女2500人、調査方法・電話法、調査回答数(率)1503人(60.1%)

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