2015.07.06 鉄道

「歩きスマホ」が原因?!混乱を呼んだ田園都市線の人身事故

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ついに「歩きスマホ」が転落事故に発展?!

2015年6月25日、東急田園都市線たまプラーザ駅の上りホームで、急行電車に中学三年生の女子生徒がはねられて死亡するという痛ましい事故が発生しました。

その事故の影響で、田園都市線は一時全線で運転を見合わせ、その後運転を再開するもダイヤの乱れはなかなか解消されなかったようです。

一日100万人以上もの乗客の通勤・通学で利用されている田園都市線、全線が止まったことによる影響は大きく、Twitterのタイムライでもその混乱の様子が飛び交っていました。

情報の拡散のきっかけは、現場に居合わせたとみられる人がTwitterで「女子高生が死亡したようだ」とつぶやいたことから始まったようです。

それが何回もリツイートされてるうち、「歩きスマホ」という出所不明の要素が付け加えられて、いつの間にか「歩きスマホでホームから転落した女子高生が事故死した」として広まっていったということです。

それに関連して「歩きスマホはやめよう」、「自分も気を付けないと」など歩きスマホに関するツイートも多く見られるようになりました。

これには「歩きスマホ」に対して、一部のマナーを守れない人への反感が募っているという状況があります。

こういうものは、一部の極端なことをする人のせいで、全体の人が不快な思いをすることになるものです。

 

「歩きスマホ」は法律で禁止すべき?

「歩きスマホ」は、スマホを操作している本人はもとより、周りの通行人にぶつかったり、ヒドイ場合は自転車・バイクなどとの接触事故が発生し、けが人が発生するといったトラブルが起こりやすいものです。

最近は特にスマホでゲームやSNSを使うことが多く、「歩きスマホ」になりがちです。

携帯電話で話している程度ならいいですが、歩きながらスマホでTwitterを夢中で見ていたり、ゲームをやっている姿は、はたから見てもかなり危うい行為ですし、それに対する反感も日増しに増えています。

中には、「歩きスマホ」を法令で禁止し、罰金を科すなど厳しく取り締まるべきだと考えている方も多いようです。

さらに言えば、国土交通省のデータによると、携帯電話やスマートフォンを操作していて駅のプラットホームから転落する事故が2010年度に11件、2011年度には18件発生しているそうです。

そのため、携帯電話各社や鉄道各社は歩きながらのスマートフォン利用をできる限り控えるようにと様々な方法で呼び掛けていました。

 

それでも減らない「歩きスマホ」

「歩きスマホは危ない!」

何度もこうした注意を目にしたり、耳にしたりしたことがあるだしょう。

それにもかかわらず、いまだに多くののスマートフォンユーザーが歩きながら、あるいは自転車に乗りながら、端末を操作しているのが現実です。

そのせいで、事故やトラブルを起こし救急搬送をされた人の数は、年々増加しているとの統計があるようです。

自分だけでなく他人を巻き込む危険性もあります、決して「歩きスマホ」を軽く見てはいけない状況なのです。

この記事によると、歩きスマホなどで事故に遭い救急車で搬送された人の数は、平成22年度に23人、23年度に29人、24年度に34人、25年度に36人と年々増えているとのことです。

さらに、「歩きスマホ」をしていて、駅でホームから線路上に転落したり、エスカレーターで転げ落ちたりする人が、平成23年から平成25年まで毎年報告されているのです。

 

事故の原因は本当に「歩きスマホ」?

冒頭の事故について、神奈川県警や東急電鉄は「現時点でそのような情報は把握していない」と回答しているとの報道がされており、真偽は不明です。

事故にあった女子学生は、ホームから小走りで電車に飛び込んだというような目撃情報もあったようで、そうなると自殺の可能性もあるということです。

とはいえ、前述のように歩きスマホによるホームからの転落事故の例がないわけではありません。

今回の事故の原因が別のものだとしても、ラッシュ時のホーム上などで、「歩きスマホ」をすることは非常に危険であることは間違いないことは確かです。

 

※希望日本研究所 第8研究室

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