2015.06.26 村上春樹

「ダンス・ダンス・ダンス」村上春樹著に出てくる料理のレシピ化

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ダンス・ダンス・ダンス(下巻)(村上春樹著 講談社)

「ダンス・ダンス・ダンス」(村上春樹著 講談社)は村上春樹さん、6作目の長編小説。

主人公の「僕」は「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の3部作に出ている主人公と同一人物だ。

3部作の続編とも完結編とも呼ばれていて、「羊をめぐる冒険」から4年後の世界が描かれている。

3部作のテーマが「喪失」とすれば、「「ダンス・ダンス・ダンス」は「再生」がテーマである。

全てを失った「僕」が自らつながりを求め、また北海道に向かう。

「いるかホテル」や「羊男」、「僕」のガールフレンド「キキ」もまた登場する。

そして。。。

奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら「僕」は暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。

(「ダンス・ダンス・ダンス」上巻、講談社文庫、裏表紙の解説文より)

 

3年半の間、「文学的雪かき」に従事している主人公の「僕」が作中で料理を作るシーンが何回かでてくる。

a1550_000045

Hawaii

場所はハワイ。

泳いだ後「僕」はスーパーに買い物に行き、13歳の美少女「ユキ」の為に晩ご飯をつくる。

玉ねぎと醤油を使ったさっぱりステーキ、野菜サラダ、豆腐とネギのみそ汁。

 

【さっぱりステーキ】

  1. 牛サーロインステーキは焼く30分位前に室温に戻しておきます。
  2. フライパンを熱します。
  3. すじを取り、脂に包丁を入れます。(包丁を入れておくと反り返りません)
  4. 玉ねぎは薄くスライスして、パリッとするまで氷水に10分〜15分さらします。
  5. 塩•こしょうをふり、その面を下にして1分〜2分牛肉を焼きます。
  6. 表面に塩•こしょうをふり、裏返します。
  7. ステーキに水をきった玉ねぎをのせ、しょう油をかけます。
オニオン

Onion

 

「ダンス•ダンス•ダンス」の物語中にハワイが出てくる理由について、後に村上春樹さんはこう説明している。

本書執筆の大半を費やしたローマの家があまりにも寒かったので、完成したらハワイに行こうと妻に提案し、それからはハワイのことを考えながら執筆を続けたからであるとしている。

(Wikipediaダンス・ダンス・ダンス/村上春樹著『遠い太鼓』講談社文庫337ページ)

 

【ハムのスパゲティーとモッツァレラ のサラダ】

東京に戻った「僕」が中学時代の同級生「五反田君」からの折り返しの連絡を待つ間、自宅で夕食を作る。

 

ハムのスパゲティー

  1. 大きめの鍋でお湯を湧かします。
  2. 沸騰したら塩を入れ、アル・デンテにゆでます。
  3. にんにくをざっくり切り、ハムは細切りにします。
  4. フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを弱火で炒めます。
  5. 赤唐辛子を入れ、にんにくに色がつき始めたら一旦取り出します。
  6. 5のフライパンにハムをカリッとするまで炒め、火を止め、ゆでたスパゲティーをそこに入れ混ぜ合わせます。
  7. 塩・こしょうで味を調えます。
パスタ

パスタ

 

モッツァレラ のサラダ

  1. トマトとモッツァレラ•チーズは、それぞれお好みの大きさに切ります。
  2. トマトとチーズを皿に盛り、塩・こしょうをふりバジルを散らします。
  3. エキストラバージンオリーブオイルを2の上からかけます。
a1180_001470

モッツァレラ のサラダ

 

【レタスとスモーク•サーモンのサンドウィッチ】

朝から紀伊ノ国屋で「調教された野菜」を買い込んだ「僕」。

「ユキ」から電話があり、昼食の献立、レタス、スモーク・サーモンと「カミソリの刃」のように薄く切った玉ねぎを使ったサンドウィッチの作り方を教える。

そしてドライブの約束をする。

「突発事故」が起こるとは二人とも知らずに。

 

  1. 玉ねぎを「カミソリの刃」のように薄く切る。
  2. 冷水にさらし水気をよく切ります。
  3. レタスもパンの大きさにちぎり冷水にさらし、水気を切り、ペーパータオルで丁寧に水気をとります。
  4. バターフレンチの片側にバターを塗り、フレンチマスタードをその上に塗ります。
  5. 4にスモークサーモン、玉ねぎの順番にのせます。
  6. ケッパーを最後にちらし、バターフレンチではさみます。
レタス

レタス

 

なぞの「羊男」

「オドルンダヨ。オンガクノツヅクカギリ。」(「ダンス・ダンス・ダンス」上巻より)

「羊男」の役割は「ダンス・ダンス・ダンス」でも、とても重要だが、彼が何者なのかという事は最後までわからない。

物語では漠然と語られている。

かつての「いるかホテル」が建っていた場所には豪華な「ドロフィンホテル」が建てられていた。

しかしこのホテルの空間には「いるかホテル」が存在し、そこには「羊男」が住んでいた。

そこで「羊男」から生きるためには常にとびきり上手に踊っているようにと言われる。

「僕」は常に踊っていなければと自分に言い聞かせる。

「ダンス、ダンス、ダンス」。

 

村上春樹関連記事

村上春樹関連記事をすべて見る