2015.06.01 鉄道

今や自殺の新名所?!JR東日本が新小岩駅へのホームドア導入を検討!

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JR東日本が新たに2つの駅へのホームドア導入を検討

事故が増え続ける現状を打開するため、新たに抜本的な安全対策として大都市圏の路線を中心に導入・設置が加速されつつあるホームドアですが、現状、JR東日本においては山手線においてのみ導入されています。

山手線以外の駅へのホームドア整備については、「乗降人員や目の不自由なお客様のご利用が多い駅を優先に推進していく」(JR東日本)とし、バリアフリー法にもとづく基本方針などに示された考え方を踏まえ、国や関係自治体と協議を重ねてきています。

国土交通省も、①視覚障碍者団や視覚障碍者の整備要望が多く、②1日の利用者が10万人以上、に該当する約240駅を目安に、重点的にホームドアの設置を進めています。

 

新小岩駅にやっと!ホームドア

東京都の中でも、特に人身事故の数が多いといわれているのがJR新小岩駅です。

私の友人にも新小岩駅を通勤に利用している人がいるのですが、いつも人身事故の多さを嘆いています。

もちろん、間違って線路に落ちてしまう人もいるのですが、この駅での人身事故の原因の多くはみずから飛び込んで命を絶つ「飛び込み自殺」です。

なぜ新小岩駅で自殺する人が多いのかというと、理由の一つとしては、成田エクスプレスの通過速度にあるといわれています。

最高時速130キロのこの特急列車は、新小岩駅を通過する際には時速120キロものスピードが出ているといいます。

なので、自殺を考えている人にとっては、そこに飛び込めば「確実に死ねる」という気持ちになるのでしょう。

度重なる悲劇により、日本の「自殺の名所」が挙げられる時に、最近では、新小岩駅が必ずと言っていいほど登場するようになってしまいました。

Wikipediaの「自殺の名所」の項にも、堂々(?)と新小岩駅がリストアップされています。

 

JR東日本 総武快速線・新小岩駅にホームドア設置へ

2015年3月24日、JR東日本は総武快速線・新小岩駅においてホームドアを設置する準備を進めていると発表しました。

JR東日本・プレスリリース「総武快速線新小岩駅へのホームドア導入の検討について」

JR東日本では山手線の駅にホームドアの設置を進めていますが、そのほかの路線においても全体の利用者数や視覚障害者の利用が多い駅を優先して導入を検討しています。

それに加え、駅の改修予定がある際には、それに合わせて設置していく方針です。

今回、新小岩駅においては南北自由通路整備に合わせてホームも改修することから、ホームドアを設置を決めたということです。

新小岩駅は総武線の各駅停車と総武の快速の両方にホームがありますが、このうち快速のホームにホームドアを設置する予定です。

新小岩駅は上記のように人身事故の多発が問題視されており、2011年から昨年までの4年間、総武快速線の中で事故件数が最も多い状態が続いています。

ホームドア設置が実現すれば、総武快速線だけでなく、横須賀線などの直通線でもダイヤ乱れの軽減につながるものと期待されています。

 

京浜東北線の「大井町駅」にもホームドア導入へ

それに先立つ、2014年11月27日、JR東日本は京浜東北線の「大井町駅」でのホームドアの導入を検討すると発表しました。

JR「大井町駅」

JR「大井町駅」

JR東日本・プレスリリース「京浜東北線大井町駅へのホームドア導入の検討について」

JR東日本は安全性の向上を図るための計画を進めており、今回、京浜東北線の大井町駅でのホームドア設置が検討されたそうです。

京浜東北線全線でのホームドア導入はまだ決定されておらず、実現すれば大井町駅が京浜東北線で初となります。

京浜東北線大井町駅ホームへは、10両編成分のホームドア設置が検討されています。

上記の通り、JR東日本では山手線以外でのホームドア設置はいまだ予定されておらず、そのため大井町駅へのホームドア設置が実現すれば、京浜東北線は首都圏のJRの路線では2番目にホームドアを導入する路線になります。

山手線以外の2駅への導入が決定しましたが、首都圏のJR在来線全体から見れば、その設置の進捗は全体から見れば遅々として進んでいないのが実状です。

利用者の安心・安全のためにも、この動きが加速されることを願います。

 

※希望日本研究所 第8研究室

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