2015.05.27 鉄道

私鉄の中央線?「東武東上線」の人身事故の多さが半端じゃない!

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私鉄の中央線?東武東上線の人身事故の多さが洒落になってない

東京の副都心である池袋駅がターミナルとなっているのが「東武東上線」です。

この東上線で、近年人身事故が多発しています。

実は、人身事故が多いと言われているJR「中央線」よりも、ここ最近においては人身事故が多く発生しているのです。

 

東武東上線って?

東上本線とは、東京都豊島区の「池袋駅」から埼玉県大里郡寄居町の「寄居駅」までを結ぶ、東武鉄道の鉄道路線です。

通常は東武東上線と呼ばれています。

東上線は、和光市駅から東京メトロ有楽町線・副都心線へ相互直通運転を行っており、また、副都心線を介して東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線へと乗り入れています。

浅草から出ている同じ東武の路線で「スカイツリーライン」がありますが、そちらの路線が通常「東武線」と呼ばれている事が多く、東上線を「東武線」と呼ぶ事はあまり多くありません。

スカイツリーライン系統の東武線とは線路がつながっておらず、営業上も独自の管轄で独立色が強い路線です。

路線名の由来は「東京」と「上野国」(群馬県)の頭文字を取ったもので、これは、当初の計画では終点が群馬県渋川あたりに想定されていたことによります。

東上線は東京都都心部と埼玉県南西部を結ぶ通勤・通学路線として機能しており、近年、沿線地域は新興住宅地の開発が盛んで、近年は大型マンションが増えています。

そのため、一日に約100万人もの人が利用する、東武鉄道の中でも一番の利用者を誇る路線となっています。

 

人身事故が多い路線としては何と首都圏の私鉄トップ!

鉄道人身事故マップのデータによると、2002~13年の合計で首都圏における人身事故が最も多い路線は、JR東日本では中央線、私鉄路線では、東武東上線が最も多くなっています。

JR・私鉄・地下鉄の合計では、東上線は全路線中5位となっています。

人身事故の発生件数

 鉄道人身事故マップ(2002年~2013年)より

ちなみに、上位4位は、全てJRの路線がランクインしており、特に中央線の人身事故が異常に多いということは、誰しもが知るところとなっています。

しかし、2013年の人身事故では、東上線が最も多かったようで、異常に多い発生件数といえるでしょう。

さらに、利用者一人あたりで計算すると、東武東上線がトップとなり、利用者数が特に多い中央線は割合としては4~5位に退く形になっています。

数の上では、東上線は中央線よりも約1.5倍も事故発生率が高くなっています。

このように、一人当たりで見ると利用者が多い山手線や中央線と比較して、東上線の人身事故の多さが目立つようです。

 

車体のオレンジ色が人身事故を誘発させる・・?

東上線の新型車両50000系は、車体カラーに「オレンジ色」が使われています。同じく人身事故が多発する中央線、その中央線の電車の色もオレンジ色です。

東武東上線50000系

中央線快速列車(E233系)

とすると、オレンジ色は人の感情に訴える何かがあるのかもしれません。

そもそも、オレンジ等の暖色系は、血圧・脈拍数・呼吸数が高まったり、 時間の流れを早く感じさせる影響があるそうです。

そして、心のどこかに非常に危険な甘い誘惑を感じるらしいとのこと。

車体のオレンジ色が何かを呼び寄せているのでしょうか?

 

高架区間が少ないため駅間の踏切での人身事故が多い

東上線の人身事故は、駅のホーム上だけでなく駅間の線路上での人身事故が多いのも、その特徴となっています。

首都圏を走る路線の中でも、かなり踏切が多いというのがその原因の一つであり、踏切での人身事故による「運転見合わせ」が数多く発生しています。

また、東上線内は高架区間が少なく、容易に線路内に立ち入れる状況にあります。

そられの要因から、東武東上線は駅間での人身事故が比較的多くなっています。

東上線の踏切には迂回路を示す案内板が設置されているところが多いのですが、どの踏切も閉じている時間が長く、そのため無理に渡って事故に遭う人が少なからずいることがその要因となっていると思われます。

 

東武東上線のホームドア設置対策は進めてはいるが…

東武鉄道は東上線において川越、池袋、和光市、朝霞台、志木など6駅にホームドアを設置する予定とのことです。

東京メトロと直通運転がされている和光市駅(副都心線・有楽町線)では、ホームドアが設置・運用されています。

東武鉄道の2015年度の設備投資計画にて、川越駅のホームドア設置に踏み切ると、正式に発表されました。

埼玉県はこのほかに朝霞台駅(朝霞市)のホームドア設置にも補助金を出す方針と報じています。

人身事故が多発する現状を受けて、東上線でもホームドアの設置推進に向けて車両関係の工事に着手し、順次、駅の詳細設計も実施する予定となっています。

 

※希望日本研究所 第8研究室

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