2015.05.18 自転車

さすがオランダ!国王の日には自転車専用レーンがオレンジ一色に!

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街中がオレンジに染まる『キングス・デー』!国王を祝うべく自転車で街に繰り出すオランダ人

長く寒い冬が終わった後に訪れる春は、オランダ人にとって何よりも楽しみです。

暖かくなって気持ちの良い気候になった4月27日は、2013年に即位したウィレム=アレクサンダー王の誕生日であり、『国王の日』として人々は派手に祝います。

街中はオランダのテーマカラーであるオレンジ一色に染まり、様々なパレードやフリーマーケットが各地で催されます。

人々もオレンジ色の何かを身に付け、街に繰り出します。

もちろん移動は自転車
そのため、自転車専用レーンも毎年オレンジの川のようになります。

 

【オランダの国旗は赤・白・青なのに、なぜオレンジ?】

建国の父である名前「オラニエ公ヴィレム」のオラニエ(Oranje)が英語のオレンジ(Orange)にあたり、そこからオランダのナショナルカラーになっています。

現国王の名前も「Willem-Alexander Claus George Ferdinand van Oranje-Nassau」と、オラニエ(Oranje)/オレンジ(Orange)が代々受け継がれていることがわかります。

 

『女王の日』から『国王の日』へ!長く続いたオランダの女王時代

長きにわたり女王が君臨してたオランダでは、2013年に先代のベアトリクス女王が退位した後、1890年以降初めて男性の国王としてウィレム=アレクサンダー王が即位しました。

つまり、オランダでは(1949年以降)ずっと『クイーンズ・デー』として祝っており、これからしばらくは『キングス・デー』になります。

ちなみに、それまでの『クイーンズ・デー』も今回の4月27日に近い日付で4月30日でした。

これは、先代の女王のさらに先代の女王、つまり先々代のユリアナ女王の誕生日であり、それを2代にわたり継承して『クイーンズ・デー』と定めていたのですが、その理由が素晴らしい!!

自分(ベアトリクス女王)の誕生日が1月31日であり、寒く厳しいオランダの冬では屋外で行う祝賀行事に不向きな季節ということから、自分の誕生日ではなく先代の誕生日を継承したのです!

嗚呼、なんという国民目線・・・!
オランダ王室が非常に身近で多くの国民に愛されていることがよ~くわかります。

  誕生日 女王の日/国王の日
 ユリアナ女王  4月30日  4月30日
 ベアトリクス女王  1月31日  4月30日
 ウィレム王  4月27日  4月27日

 

オランダ王室の移動車は自転車?女王も国王も王女も王子も!

王族の移動と言ったら、防弾装備に包まれたリムジンやチャーター機をイメージしますか?

もちろんそういう時もあるでしょうけど、オランダは『女王様も自転車で買い物に出かける』と言われるくらい、普段から自転車に乗ることは決して珍しくはないそうです。

また、『Royal Dutch』の称号が付いている老舗自転車メーカー『Gazelle/ガゼル』社も、たびたび王室に自転車を献上しています。

Even aandraaien en klaar is hij. Met het monteren van het zadel liet Prinses Margriet vandaag de 14 miljoenste fiets van Gazelle van de band lopen! http://bit.ly/14miljoen

Posted by Koninklijke Gazelle N.V. on 2012年12月14日

 

 

Prins Willem-Alexander en prinses Máxima willen Istanbul laten fietsen. En hoe kan dat beter dan op een Koninklijke Gazelle?!http://bit.ly/Prinsenprinses

Posted by Koninklijke Gazelle N.V. on 2012年11月12日

 

オランダ王室は、決してアピールのために自転車に乗っているわけではありません。

単純に「合理的に移動できる交通手段」「健康に良い」という、いわゆる一般のオランダ人と全く同じ理由なのも、オランダという国をよく象徴していると思います。

自転車大国オランダ、、、あっぱれ!

 

 

国王も歴代の女王も自転車に乗るオランダ!自転車専用レーンなどオランダの自転車政策には学ぶべきところがたくさん

事情の異なる海外と比較するのはナンセンス!

と言われると身も蓋もないのですが、オランダとて自転車大国になるには何十年と掛かったわけで、そのプロセスなどは学ぶべきところが多いハズです。

「アムステルダムも一日にして成らず」なのです!

危険走行する自転車や違法駐車の車を取り締まる前に、インフラを見直す必要もあるのではないでしょうか。

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希望日本研究所 第5研究室

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