2015.04.24 パラオ

日本は味方につけろ!世界の中のパラオ・ペリリュー島のような親日の国

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パラオ・ペリリュー島―。

今上天皇陛下の慰霊の旅でパラオ・ペリリュー島に注目が集まり、世界一の親日の国、といわれました。

中韓の「反日感情」がメディアで取りざたされる中、世界に親日の国があることを改めて知り、ほっとした感じを抱いたのではないでしょうか。

ところで世界に親日の国は一体、どれくらいあるのでしょうか?
親日度合などを評価する基準はあるのでしょうか?

 

パラオ・ペリリュー島のような親日の国がわかる?外務省の対日世論調査

パラオ・ペリリュー島のような親日国―。

外務省は毎年、国・地域は分かれますが、世界を対象に、対日世論調査を実施しています。

直近の26年度は、中央アジア4カ国(ウズベキスタン,カザフスタン,キルギス,タジキスタン)、中南米5か国(メキシコ,ブラジル,コロンビア,チリ,トリニダード・トバゴ)と、米国を行いました。
米国だけは、ほぼ毎年実施しています。

結論は、中央アジア、中南米ともに親日です。

中央アジアは、27年(2015年)2月~3月に調査しました。
日本との関係が「良好である」、「どちらかというと良好である」と回答した者が85%,日本に「親しみを感じる」、「どちらかというと親しみを感じる」と回答した者は78%に達し,肯定的に捉えられていることが示されました。

ただし最も信頼出来る国は、ロシア(63%),次いで日本(14%)が選ばれ,続いて中国(3%),韓国(3%)となりました。
地政学的に見てしかたがないのでしょうか。

中南米は、26年(2014年)12月~27年(2015年)2月に調査しました。
日本との関係については,「良好である」、「どちらかというと良好である」と回答した者が74%,日本に「親しみを感じる」、「どちらかというと親しみを感じる」と回答した者が80%となり,やはり肯定的なイメージが示されました。

さらにはアジアや欧米の主要13か国の中で「最も信頼できる国」として日本を選択した割合が20%で,13か国中トップでした。
ズバリ、メキシコ,ブラジル,コロンビア,チリ,トリニダード・トバゴは親日国群と考えていいのではないでしょうか。,ブラジル,コロンビア,チリ,トリニダード・トバゴは、親日国群と考えていいのではないでしょうか。

米国は親日なの?本当の日米関係とは?!

さて米国は、26年(2014年)7月31日から8月21日まで調査をしました。

結論は、前回調査で重要なパートナーを「中国」とする回答が多かったが、やはり「日本」と回答するものに戻りました。

米国は1960年以来ほぼ毎年実施しており,「一般の部」,「有識者の部」に分けて電話調査をしています。

対日信頼度は,前年と同様に,一般の部で73%(前年76%),有識者の部でも90%(前年93%)と高い数値が示されました。
日米協力関係を「きわめて良好」、「良好」と回答する割合は,一般の部で67%(前年58%),有識者の部で70%(前年86%)との評価。

ところが、日米間の相互理解になると「良好」と回答した割合は,一般の部で35%(前年37%),有識者の部では32%(前年39%)でした。
これはちょっと低いですね。

アジアにおける米国の最も重要なパートナーはどの国か、との質問に対し,一般の部で,「日本」と回答した割合が46%(前年35%)で最も多く,ついで「中国」が26%(前年は39%)でした。
有識者の部で,「日本」としたのは58%(前年39%)で,次いで「中国」が24%(前年43%)となりました。

2009年以来はじめて,一般の部・有識者の部ともに「日本」が1位となりました。これは良いことだと考えなければならないのでしょうね。
というのも2013年調査では、有識者の部では「中国」が上回っています。

米国における「中国」の存在・位置がアップ、日米間に微妙な風が吹いている、とも言われてきた経緯があるのです。

 

親日の国トップ3はベトナム、マレーシア、タイ

パラオ・ペリリュー島のような親日国とは―。

民間の調査機関も調査をしています。

電通(東京)は2014年4月に18カ国・地域 で「ジャパンブランド調査2014」を実施しました。日本のことが好きな国・地域のトップ3は、ベトナム、マレーシア、タイでした。上位はASEAN諸国が占めることになりました。

ちなみに18カ国・地域とは、中国、香港、韓国、台湾、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、アメリカ、ブラジル、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアです。

「調査」は、企業が海外展開をする際の、地域別親日度(日本に対する好意度)や、日本および日本産品に対する興味・関心、イメージなどを把握することが目的でした。

 

中韓はやはり「反日」!?

英BBC(英国放送協会)世界世論調査2014「世界に良い影響を与えている国」を見ると―

日本が「悪い影響を与えている」と、中国が90%(前回74%)、韓国が79%(同67%)、それぞれ回答をしています。
反日感情丸出し、の結果となってしまっています。

しかしそもそも日本は「良い影響を与えている国」の5位に位置しています。トップはドイツ(60%)、2位カナダ(57%)、3位イギリス(56%)、4位フランス(50%)、に続き、それほど悪い順位ではありません。

中韓の「反日」には、別のデータもあります。

ソーシャルメディアなどでのグローバルマーケティングを展開するアウンコンサルティング株式会社(東京)は2014年8月4日~8月14日、アジア10カ国を対象に、親日度などについて調査をしました。

対象国は、韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピンです。

2014年度の「日本という国が好きですか」という調査では、韓国の日本に対する「大好き」「好き」の回答が合わせて56%、「嫌い」「大嫌い」の回答が合わせて44%でした。
さかのぼること2012年11月の調査では、「大好き」「好き」の回答が合わせて36%、「嫌い」「大嫌い」の回答が合わせて64%で、嫌いという回答のほうが多かったのです。

時を経て好悪が改善しています(中国の日本に対する好きという回答は微減でした)。

「日本人が好きですか」という調査を見ると、2014年度の韓国は「大好き」「好き」と回答した人が71%で、2012年度の40%より31ポイントも改善しています。
同様に中国における2012年11月度の調査では、「大好き」「好き」の回答が合わせて50%、2014年度調査の「大好き」「好き」という回答は59%で、9ポイントも改善しています。

中韓ともに日本に対し友好的な感情を持つ人が増加している、というデータもあるのです。

ちなみに棒グラフをみていただければ中韓をのぞいた8カ国は日本・日本人に対し圧倒的な親日といってよさそうです。

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※アウンコンサルティング株式会社プレスリリースから

 

日本はパラオ・ペリリュー島のような親日の国を増やす戦略

パラオ・ペリリュー島のような親日国―。

日本は27年度予算で親日・知日戦略のために36億円を予算化しています。

世界に目をやると日本が思っている以上に親日の国は多いのです。

グローバル化が進む中、日本はますます戦略的に外交を展開しなければならない、そのとき知日国を増やし、親日の国を味方にする必要は高まってくると考えられます。

私たちもまずはパラオ・ペリリュー島のような親日の国がどこかを知り、関心をもって見ていく必要がありそうです。

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