2015.04.18 動物

朝のNHKニュースを見て驚いた!こんなに増えてるアライグマ被害、あなたは知ってましたか?

5
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

可愛いアライグマも、ここまでくると憎くもなる!獣害被害の現実

農作物に被害を与え、家屋に浸入し人間に危害を与え、野生化して増え続けるアライグマの実態。

可愛いいアライグマも、いろいろ人間に害を及ぼすとなれば、大きな問題です。

アライグマは、誰もが感じるようにその可愛い表情からペットとして人気がありました。

1970年代にテレビアニメの「あらいぐまマラスカル」がペット人気に拍車をかけ、年間1500頭のアライグマが輸入されました。

こうして可愛がられたきたアライグマも、逃げたり、捨てられたりして国内各地で野生化し、どんどんその数を増やして、自然の生態系を破壊するまでに至ってしまったのです。

2005年以降は農作物や、他の動物の生態系を破壊するということで、輸入は禁止されていますが、野生化したアライグマは驚異的に繁殖しています。

 

かわいいアライグマだが、今や害獣になって被害を拡大

今朝のニュースで取り上げられた獣害被害の埼玉県飯能市。

ここでも、アライグマ被害のこと取り上げられていました。

あるブドウ農家は、収穫期前にたわわに実ったブドウが全滅したそうです。

夜間に特殊カメラで撮影した映像が流れていました。

親子のアライグマがブドウの棚にいて、ブドウの房を上から食べている画像でした

ブドウ写真

アライグマがブドウを食べつくしてしまったのです。

農家の方によれば、ブドウは房のもとのほうが糖度が高いとのことで、手当り次第食べて尽くしたとのことでした。

アライグマ 二匹

 

 

アライグマの被害の実情 

春になると、アライグマは子育ての時期になり、農作物への害だけでなく、人家に浸入するなど様々です。

アライグマの被害は大きく三つに分けられます。

    • 生態系への被害

アライグマは丘陵地帯の水辺環境が餌場になっていて、水辺にすむ両性類や爬虫類を捕食しています。

希少なサンショウウオやイモリ等への影響が大きく、生態系のバランスが大きく崩れつつあります。

    • 農作物への被害

ブドウやミカンなどの果樹やナスやトウモロコシ等の野菜類また稲等へも大きな被害が及んでいます。

    • 生活環境への被害

家屋等への浸入し、天井裏に入り込んで糞尿等で汚す等の被害が出ています。こうした侵入汚染は、感染症等の危険があります。

 

行政による「アライグマ対策」

先にニュースで出た、飯能市でも行政が次のような対策への指針を出しています。

  1. 「アライグマ捕獲従事者養成研修会」の開催による、捕獲者の育成
  2. 捕獲箱罠の貸し出しと報償金の交付
  3. 侵入防止柵に対する補助金の交付

こうした対策を、あらいぐまの生息地域等を確認しながら、重点的に地域対応をしていく必要があるのです。

 

実はここまで深刻な獣害!アライグマも含めて獣害の被害は年間200億円

害獣の被害にもいろいろあります。イノシシ、シカ、サル、クマ、カラス、ハクビシン、そしてアライグマ・・・

こうした野生の鳥獣による被害は、数年来増加傾向でしたが、ここ最近は全国で年間200億円程度で推移している状況です。

以前は、カラス等による鳥類被害が多く目立っていましたが、近年はシカ、イノシシ、サル等の獣類による被害が目立ってきています。

hyou

 

 

 害獣による被害は身近に迫っている

この記事を読む人の多くは、都市の大小は別として都会暮らしの方が多いかもしれません。

また、自分の身近なところにいわゆる里地や里山、また中山間地と呼ばれるような環境にいない方もいるかもしれません。

では、今そういう里山や中山間地ではどういう課題があるのでしょうか。

先ず一番大きい環境の変化は

  • 少子化
  • 高齢化

でしょう。

今日本は人口減少社会に突入しています。

このことは、日本の将来に大きな構造変化をもたらします。

特に地方の里山や中山間地では、農業従事者の減少と高齢化が加速しているというのが実態です。

こうしたことは、結果的に里山の荒廃や耕作放棄地の拡大に結び付きます。

以前にも書きましたが、こうした里山や中山間地は人間の住む集落と、奥深い山との中間的な地帯です。

そこには畑や田んぼ、沼地や雑木林、草原があり、人間の営みにとって大切な場所であり、人間が管理してきた場所なのです。

結果的には、人間の管理地域が衰退して、耕作放棄地が拡大してます。

野生動物の生活エリアが拡大している現状は、当たり前といえば当たり前のことなのです。

 

獣害対策、ヒントは各地にある。発想の転換で地域の資源に!

最近話題になった、地方自治体の消滅可能性。

このままいけば、896の自治体が消滅する可能性があるというのです。

まさに、人口減少社会の行く末を案じたレポートでした。

結局は人口が大都市に集中して、地方自治体が消滅してしまうことに対し、新しい産業や雇用の場所を確保して対処していく事が大きなテーマとなっています。

だからこそ、獣害を収益に転換する発想の転換が求められているのです。 

 

※希望日本研究所 第2研究室

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

動物関連記事

動物関連記事をすべて見る