2016.03.28 文化芸術振興

秋元康、オリンピックとJAPAN48

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秋元康オリンピック理事の反対派

東京オリンピック・パラリンピックはあと5年後にやってくる。
日本の文化は正しい歴史とともに世界発信をしもっと理解されなければならない。
そのためにも、もっと真に説得力のある強い文化庁にならなければ、次世代に受け継いでいけない。

2014年、AKB48 のプロデューサーで有名な秋元康氏が東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会により理事に任命された時、賛否両論分かれネット上でもだいぶ騒がれ、反対署名サイトも作られました。

Kawai Gee氏は、CHANGE ORG(チェンジ・オルグ)の反対署名キャンペーンで理由をこう記している。(注:このキャンペーンは終了しました)

秋元康氏の「五輪組織委員会理事」の起用を中止して下さい』というキャンペーンを立ち上げました。

“現在日本では、かつて無いほど能力のない芸能人が増えており、マーケティング、パーソナルブランディングのみを先行し、特定の利権構造、排他的な経済圏を形成しています。一部のノイジーマイノリティ、ファンを除き、多くのサイレントマジョリティの一般人は、今後のこの上辺のイメージを強調したエンターテイメント業界を危惧している”

“彼のプロデュースするグループを客観的に見てたとしても、「日本のエンターテイメント業界の更なる衰退、焦土化」、また「2020東京五輪の質の低下」を意味するものと考えられます”

2020年の東京オリンピック・パラリンピックで「アイドル」だけが一人歩きし、現代日本のイメージとして世界発信されると色濃くついてしまうのが嫌だという人はものすごく多いと思う。

【MV】ラブラドール・レトリバー / AKB48[公式]

そして、新潟で、国内5つ目の48グループ「NGT48」が誕生して以来、秋元康氏は2020年東京五輪まで全国でAKBを発足させ、北海道から沖縄各地域から選抜し、選抜メンバー「JAPAN48」が結成されるのではないか?

とか、超選抜メンバーが現代の日本のアイドル文化として世界に発信をするのではないか?!や、

さらに、オリンピックの開会式か閉会式でデビューするのではないか、様々な憶測が飛び交っています。

また、マツコも「AKBは開会式に出ないでほしい」と言っているそうだが、秋元康氏本人は「JAPAN48」の結成をSNS上では否定している。

AKBにだけ焦点を当てられると困るが、伝統文化だけでなく、現代の日本文化のひとつとして、アイドルや俳優が出演する場面があっても良いと思う。

 

秋元康、オリンピックと2012年ロンドン・オリンピックの式典を比較するのも何だが

2012年に開催されたロンドンオリンピックでは、数々の有名俳優やアーティストが開会式と閉会式を飾った。

開会式の芸術監督に映画監督のダニー・ボイル(Danny Boyle)が任命され、またアンダーワールド(Underworld)が音楽監督を務めました。

式典のコンセプトである「The Isles of Wonder (驚きの島々)」はシェイクスピア戯曲『テンペスト』の中のセリフに由来しています。

007に扮したタキシード姿のダニエル・クレ­イグがバッキンガム宮殿の女王の私室からエリザベス女王をスタジアムまでヘリコプターで一緒に乗りエスコートするショートフィルムを披露。

「ジェームス・ボンドのテーマ」が流れながら、リアルタイムでスタジオの上空にヘリが到着した。

フィルムで二人がパラシュートで降下(ボンドと女王に扮したスタントマン)。実際のバッキンガム宮殿で撮影され、華やかな演出で観客を驚かす。

その後、実際の女王がエジンバラ公と共に貴賓席に登場した。

ローワン・アトキンソン演じるMr. Bean(ミスター・ビーン)がシンセサイザー奏者としてサイモン・ラトル指揮のロンドン交響楽団と演奏し、掛け合うシーンは本当に笑えて、一番面白かった。

英国児童文学の代表的な作品「不思議の国のアリス」「メアリー・ポピンズ」「ハリー・ポッター」などや、クール・ブリタニア(Cool Britannia)と呼ばれるイギリスのサブカルチャーも取り入れられた。

 

閉会式の総合演出は舞踏家のキム・ギャヴィンが任命され、“ア・シンフォニー・オブ・ブリティッシュ・ミュージック(A Symphony of British Music)”をテーマにイギリスアーティストが勢揃いした。

ミューズ、スパイスガール、ディビッド•ボーイ等のイギリスの音楽壮大なコンサートととなった。

英国ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド、アレキサンダー・マックイーンのデザイナー、クリエーターのサラ・バートンの作品を披露するショーケースも開催されました。

ディビッド・ボーイが歌う「ファッション」「愛しき反抗」のリズムにのり、ケイト・モス、ナオミ・キャンベル等の英トップモデルがランウェイをさっそうと歩く。

Queenのブライアン・メイとロジャー・テイラーのパフォーマンスで英シンガー、ジェシー・Jが名曲「We Will Rock You」を歌った。

 ジョン・レノンの「イマジン」は子供達のコーラスから始まり、レノンの映像と歌声、そのメッセージに会場の心を揺さぶった。

イマジン ジョンレノン

イマジン ジョンレノン

ロンドン・オリンピックの式典のプロデュース、企画構成、多くの出演者たちは新旧「英国」のブランディングをさらに強化した。

日本の2020年オリンピックも芸術監督をしっかりと選考し、日本の伝統や現代の文化芸術を世界がわかるかたちで発信してほしい。

秋元康氏はオリンピックの理事として新旧のアーティト、クリエーター達のコラボレーションで新たな日本の未来を表現しなければならない。

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