2015.04.23 自転車

自転車専用レーンだけじゃない!オランダならではの斬新な取り組み

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なぜオランダが世界一の自転車先進国なのか?その革新的なインフラにあり!

自転車所有率が100%を超えるオランダは、ただ台数が多い自転車大国に留まらず、自転車先進国なのです。

何が先進かと言うと、自転車専用レーンをはじめとするインフラが凄い!

ということで、ここではオーソドックスなものは端折らせていただいて、主に斬新で画期的で革新的な例をご紹介いたします。

他の欧州諸国ではともかく、少なくとも日本ではまずお目に掛かれないでしょう!

 

自転車専用のラウンドアバウトを作っちゃった!

欧米では十字路の交差点の代わりにラウンドアバウトを設けている例が多いですが、これはもちろん車道の話。

ところが、オランダでは自転車専用のもあるから驚きです!

これだけでも意外ですが、まだまだ序の口・・・
次にご紹介するのは宙に浮くラウンドアバウトです!

日本のニュースサイトでも「オランダにUFO出現?!」などと取り上げられていました。

交通量が多い幹線道路同士の交差点では、どうしても車を流すことが優先的になりがちで、歩行者は横断するのに危険でもあるし時間もかかります。

そこで、歩道橋ならぬ自転車道橋を設けたわけですが、国が国だと、ここまで違うものが出来上がってしまうから不思議!

ちなみに、橋の裏面が照明になっているので、交差点自体がとても明るくなっています。

この他にも、車道を跨ぐサイクルブリッジには、いろんな形態やデザインがあります。

この例でいうと、車道はラウンドアバウトですが、自転車専用レーンは地形を生かしたブリッジになっており、当然ながら使い勝手はとても良さそうです。

自転車専用のインフラに回せる予算は国や自治体によって大きく差があるでしょう。
しかし、ここまで徹底すれば、自転車を贔屓にする云々ではなく、単純にランドスケープデザインとしての役割も大きく、町全体が豊かな気分になりそうですね。

 

ソーラーパネルを埋め込んだ世界初の自転車専用レーン!オランダならではの実験

オランダでは2014年11月に、世界初となる太陽光発電機能を備えた自転車専用レーン、その名も「Sola Road(ソーラーロード)」が試験的に開通しました。

表面に1cm厚の特殊なガラスを設置し、その下に太陽電池をセットする仕組みです。
光を多く取り入れるため、また自転車が安全に走行できるため、ガラスの表面は汚れが付着しにくく滑りにくい加工がされています。

2.5×3.5mのユニットが基本となっており、それを現地で組み合わせながら敷き詰めていく施工方法で、さながらツーバイフォーの住宅のようです。

まだまだテストも兼ねた段階ではあるものの、自転車専用レーンに取り入れるというところが、いかにもダッチですね!

 

オランダの田舎町で光り輝く自転車専用レーン!その名も「ファンゴッホサイクルパス」

オランダ生まれの画家と言えば、フィンセント・ファン・ゴッホ

ゴッホの名作はたくさんありますが、その中の「星月夜」という作品にインスパイアされて作られた自転車専用レーンがあるのです。
その名も「Van Gogh cycle path」!!

場所は1883~1885年にゴッホが住んでいた所に近く、関連した旧跡をつないでいます。

発行塗料が塗られた光る石が路面いっぱいに埋め込まれており、日中に日光を吸収した石(のようなもの)たちは、夜になるとキラキラと輝き出します。

周囲は街灯や建物が少なく余計な明かりがないため、この光る道だけがとても幻想的に浮かび上がります。

まったく、オランダ人は何を考えてるんだ!(大きな拍手)

 

安全のためには、最低でもオランダやデンマークのような自転車専用レーンは欲しい!

ここまで自転車に対するインフラが充実しているオランダとて、昨日今日いきなり始まったわけではありません。

1960年代にモータリゼーションが発展したことによる環境汚染ならびに交通事故増加を危惧し、自転車を活かそうという国民の動きが、長い年月を経て今のオランダを形成したのです。

そういう意味では、日本も今すぐオランダのように!というのは不可能と認識しながらも、長いスパンで考えて、より安全で意味のあるインフラに改良していく必要があり、オランダの例はとても参考になるのではないでしょうか。

まずは歩車分離を徹底するためにも、半ば曖昧な立ち位置の自転車を独立させるべく、オランダでは当たり前の自転車専用レーンの設置を提案したいと思います。

道路を使う全ての人が安全に通行できるためにも、一緒に声を上げませんか?

 

 

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