2016.03.23 北朝鮮

北朝鮮の日本人拉致 〜強制結婚と出産〜

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日本人拉致の目的は「代を継いで革命を行う」

これまでのお話:八尾恵に与えられた次の任務の目的は「拉致した日本人男性の結婚相手になる日本人女性を拉致してくる」でした。

これは金日成政権の残酷な教え「代を継いで革命を行う」という思想に基づいているもので子孫を増やさせるということです。

八尾恵は1977年に3ヶ月間の社会主義を勉強すると思い、北朝鮮に渡りました。

(第1話:北朝鮮拉致問題とチュチェ思想 よど号ハイジャック犯の妻・八尾恵の告白本:有本恵子さんを誘拐しました

その後、北朝鮮で洗脳が行われ、「代を継いで革命を行う」という金日成の教示通り、わずか3ヶ月後に北朝鮮に渡ったよど号ハイジャック犯の一人と結婚し、その後3年で2人の子を出産しました。

結婚は北朝鮮による強制的な結婚だったと八尾恵は自著「謝罪します」に書いています。

(第2話:北朝鮮工作員が日本人女性を拉致したその目的は!?

八尾恵の新たな「日本人拉致」のミッションは、「未婚の若い日本人女性」を狙ったもので、1983年ロンドンで始まりました。

そして、有本恵子さん(現在日本政府認定拉致被害者の一人)とロンドンで出会いました。

有本恵子さんと出会った場所はロンドンにある有名語学学校

「語学学校インターナショナルハウス」は長年の英語教育と教師養成の実績があり、コベントガーデンというロンドン中心部の立地にある優れた学校施設で、現在でも存在します。

八尾恵はその語学学校で、神戸市立外国語大学を卒業しアルバイトをしてお金を貯め語学留学、インターナショナルハウスに来て1年になるという有本恵子さんと、その他の日本人女性と2人と会いました。

インターナショナルハウスの授業料は高額ですが、語学の先生志望の授業は外国人生徒が練習台になるということで、料金が安く八尾恵はその安い方のクラスに通いました。

その学校で八尾恵は3人の日本人女性に会いました。

その中で有本恵子さんが一番誠実で政治的に真っ白だったので、日本女性獲得作戦の第一対象者となりました。

八尾恵の説明によると、金日成主義とは「金日成、金正日の命令に絶対的に従えという思想」で、拉致した人は北朝鮮の「招待所」と呼ばれる所に閉じ込め、他の情報を遮断し洗脳するというのが「金日成主義のオルグの本質」です。

よって拉致対象者は隔離され、宗教や政治に染まっていない人が洗脳しやすいという選考基準でした。

そして人間関係でがんじがらめにしていくのがやり方で、八尾恵は有本恵子さんを自分のアパートに招き頻繁に日本食、カレーライスや冷やし中華や水炊きをご馳走しました。

すっかり有本恵子さんと仲良くなり、恵子さんの好みややりたい事を調べた八尾恵は、「いろいろな国を出張でめぐり、市場調査をするというアルバイト」に誘いました。

ものすごく喜んだ有本恵子さんは、単なるアルバイトだと思い北朝鮮へと連れて行かれました。

まさか北朝鮮で、同じく拉致された日本人男性と強制結婚をさせられ出産する運命が待っているとは知らずに。

日本人男性拉致

1980年にヨーロッパで当時大学生であった石岡亨さんと松木薫さんは「よど号ハイジャック事件*」の犯人グループの妻2人森順子、若林佐喜子により拉致されたことが警察の調べで判明しています。

*よど号ハイジャック事件:1970年に日航機(よど号)をハイジャックしたよど号メンバー8名は北朝鮮に渡りました。1977年までに日本人妻と結婚しました。

森順子はよど号ハイジャック犯のリーダーであった田宮高麿の妻で、若林佐喜子は同じくハイジャック犯の若林 盛亮と結婚しました。

こういった結婚も強制結婚だったと言われ、妻たちの北朝鮮への入国経緯も明らかになっていません。

よど号ハイジャック犯と日本人妻の子供は合計20人います。

全員北朝鮮で産まれ金日成の主体思想の教育を受け成人し、日本への帰国を希望し、現在国内に住んでいます。

ちなみに森順子と田宮高麿の息子、森大志も北朝鮮で教育を受け成人し日本へ帰国を希望しました。

そして「市民の党」の支持を受け三鷹市議に立候補しています。

(参考記事【北朝鮮で主体教育を受けたよど号ハイジャック犯の子孫が日本の選挙に立候補している事実】

石岡亨さんは失踪直前、バルセロナで森順子と若林佐喜子と一緒にバルセロナで撮影した写真が残っています。

森順子と若林佐喜子にのせられ、石岡亨さんと松木薫さんも北朝鮮へ連れていかれました。

続く▶︎【執拗な北朝鮮日本人拉致 その目的は今も続く!

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