2016.03.01 自転車

交通ルールの改正で罰則が強化されても減らない自転車事故!安全運転義務違反していませんか?

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ながらスマホや片耳イヤホンも立派な安全運転義務違反!自転車事故でも有罪判決や高額賠償命令が!

2015年6月1日に道交法が改正されたことにより、危険な運転をした自転車運転者に対する罰則が明確化かつ厳格化されました。

しかし、半年以上が経過した今、さほど街中の状況は変わっていないと思いませんか?

相変わらず自転車事故は起き続けており、ちょうど最近では、イヤホンで音楽を聞きながら自転車を運転し、横断中の女性をはねて死なせてしまった大学生に有罪判決が下されました。

これはもう、危険運転/危険行為というより殺人事件そのものです。

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自転車は身近であるがゆえに、日常に危険は潜んでおり、ちょっとしたことで大きな事故を招きかねません。

誰しもが、被害者はもちろん加害者にもなりたくないのは当たり前のことです。

命を落としたり怪我をしてしまう他、多額の損害賠償を請求されることも決して特別ではなく、国内では最高で1億円近い賠償命令が下された事例もあります。

そこで、恐怖を煽るわけではなく注意を喚起する意味を込めて、起きてしまった悲惨な自転車事故の例を改めてまとめてみました。

決して他人事ではないことをお分かりいただけるかと思います。

 

【自転車事故の事例①】自転車と歩行者との接触事故

加害者 男子小学生 ➡ 母親に9520万円の賠償命令
被害者 女性(62) ➡ 頭蓋骨骨折などの傷害を負い意識不明
原因 歩道と車道の区別のない道路にて正面衝突
加害者 男子大学生 ➡ 有罪判決(禁錮2年6月/執行猶予3年)
被害者 女性(75) ➡ 頭を強く打ち死亡
原因 イヤホン装着/信号無視/スピード出しすぎ
加害者 女性(47) ➡ 重過失致死罪で書類送検
被害者 女性(75) ➡ 頭を強く打ち死亡
原因 横断中の歩行者に気づかず
加害者 男性 ➡ 6779万円の賠償命令
被害者 女性(38) ➡ 脳挫傷などで3日後に死亡
原因 ペットボトルを片手にスピードを落とさずに下り坂を走行
加害者 男性 ➡ 5438万円の賠償命令
被害者 女性(55) ➡ 頭蓋内損傷などで11日後に死亡
原因 信号無視
加害者 女子高校生 ➡ あごの骨を折る
被害者 女性(79) ➡ 頭を強く打って死亡
原因 下りカーブでブレーキが間に合わず
加害者 男子中校生 ➡ 3124万円の賠償命令
被害者 女性(75) ➡ 頭部外傷で後遺障がい2級
原因 無灯火

 

【自転車事故の事例②】自転車同士の接触事故

加害者 男子高校生 ➡ 9266万円の賠償命令
被害者 男性(24) ➡ 重大な障害(言語機能の喪失など)
原因 自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断
加害者 男子高校生 ➡ 3138万円の賠償命令
被害者 女性(60) ➡ 頭蓋骨骨折で9日後に死亡
原因 歩道から交差点に無理に進入
加害者 2人組 ➡ 3730万円の賠償命令
被害者 男性(69) ➡ 脳の傷害で植物状態、1年4ヶ月後に死亡
原因 2人乗りの自転車が坂道を高速で下り、正面衝突

 

【自転車事故の事例③】自転車とバイクとの接触事故

加害者 男子高校生 ➡ 4043万円の賠償命令
被害者 男性(62) ➡ 頭蓋骨損傷で13日後に死亡
原因 信号無視

 

 

これをやったら違反!道交法改正による『自転車運転者講習の対象となる危険行為

ここまで、いくつかの自転車事故の事例をご紹介してきました。

ちょっとした判断の誤りで命を奪ってしまいかねないことを、改めて自覚した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とはいえ、無意識に危険な運転をしてしまっているかもしれません。

それもあってか、去年6月の道交法改正では、警視庁により【自転車運転者講習の対象となる危険行為】の14項目が設定されました。

今一度、しっかり確認しておきましょう。

自転車運転者講習の対象となる危険行為

☑ 信号無視
☑ 遮断踏切立入り
☑ 指定場所一時不停止等
☑ 歩道通行時の通行方法違反(歩道では歩行者を優先し車道側を走行)
☑ ブレーキ不良自転車
☑ 酒酔い運転
☑ 通行禁止違反
☑ 歩行者専用道路における車両の徐行違反
☑ 通行区分違反
☑ 路側帯通行時の歩行者の通行妨害
☑ 交差点安全進行義務違反等
☑ 交差点優先車妨害等
☑ 環状交差点安全進行義務違反等
☑ 安全運転義務違反

 

よく話題に上る「スマホの操作」「イヤホンの装着」は、最後の『安全運転義務違反』となります。

この14項目のルールを3年以内に2回破ると、都道府県公安委員会から講習を受けるよう命令が下されます。

その講習は、内容が3時間で費用が5700円のメニューとなっています。
この命令に反すると、5万円以下の罰金が課せられてしまい、余計に高くつきます。

安全運転を心掛けるのは当然ですが、不純ながらも「講習に行くのが面倒」「5700円もったいない」などという理由で危険運転が回避されるのであれば、それに越したことはありません。

 

 

飲酒運転も信号無視も安全運転義務違反!自転車も立派な車両です

免許もいらず手軽に/気軽に乗れる自転車は、どこか歩行者の延長という感覚がありませんか?

実際に、車道の走行が困難な時は、あくまで特例としてではありますが歩道を走行することも許されており、なおさら車両である意識は薄れてしまいがちです。

しかし、便利なはずの自転車は、走り方によっては簡単に凶器と化してしまいます。

自転車に乗る時は、「歩行者の延長」ではなく「車やバイクと同じ乗り物」という意識を持たなければいけません。

加害者にも被害者にもならないために。

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希望日本研究所 第5研究室

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