2016.02.20 病気

【ジカウイルス】ジカ熱 中南米で感染拡大!妊婦は要注意!日本は大丈夫か?【感染症】

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ジカ熱(ジカウイルス)の感染、世界へ拡大中

日本のメディアではあまり報道されていませんが、いま中南米・アメリカではジカ熱の感染拡大が懸念されています。

感染が拡大しているブラジルでは、夏のオリンピックの開催にも影響があるともいわれています。
アメリカでは、国際保健機関WHOが公衆衛生上の緊急事態に当たると宣言、当局の南米への渡航自粛勧告で航空便が減少するような事態になっています。
ロシアでも、ドミニカ共和国で休暇を過ごしたロシア人女性が感染しており、徐々に世界中に感染が広まりつつあります。

死に至る病気ではありませんが、妊婦がかかると子供に影響が出るといわれており安心はできません。

ここでは
・ジカ熱とはどんな病気か
・ジカ熱にはどのようにして感染するのか
・感染を防ぐ方法は?
・日本での感染拡大の可能性
についてまとめています。

同じように蚊を媒介とするデング熱は、100か国以上に拡散、毎年9600人が死亡しています。

昨年は、代々木公園がデング熱で閉鎖になったこともありました。
油断は禁物です!

 

ジカ熱(ジカウイルス感染症)とはどんな病気なのか

ジカ熱(ジカウイルス感染症)とは

ジカ熱また、ジカウイルス感染症とは、蚊(ネッタイシマカ)を媒体として感染する熱帯病の一種で、ジカウイルスに感染することで引き起こされる病気です

512px-Aedes_aegypti_biting_human

現在、中南米・カリブ地方で流行しており、アメリカでは国内への感染拡大に神経をとがらせています。

 

そもそもジカ熱は、1947年にジカの森(ウガンダ)に生息するアカゲザルから発見されたウィルスです。

2014~2015年には、ブラジルではじめての感染者が確認された伝染病です。

 

ジカ熱の症状と小頭症の危険性とは

通常は感染しても発熱・発疹・関節炎・結膜炎・筋肉痛・頭痛などの症状が出ますが、数日から1週間で回復するといわれています。

ではなぜこれほどニュースになるかと言うと、妊婦が感染した場合小頭症(頭が小さい)の子供が生まれる確率が高まるといわれているからです。

既にハワイでも感染が一件報告されていて、この患者は妊娠中にブラジルに住んでいたようです。

 

そして、ワクチンがないことも感染が拡大する大きな要因となっています。

 

実際、ブラジルでは、ジカ熱に関係する小頭症の子供が既に4000例あるのではと疑われています。

一方で、蚊の幼虫除去剤「ピリプロキシフェン」が小頭症と関係しているとも言われ、未だ詳細は解明されていないようです。

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ジカ熱の感染の詳細は?

ジカ熱を運ぶネッタイシマカの生息場所

ジカ熱は、ネッタイシマカ・ヒトスジシマカが媒介する伝染病です。

ネッタイシマカはアメリカ南部・中南米・ブラジル、インド・東南アジア、南ヨーロッパ、西アフリカにも蚊は生息しています。

Dengue06

 

ジカ熱を運ぶネッタイシマカは「ゴキブリのような蚊」

ネッタイシマカはどこでも生息できるので「ゴキブリのような蚊」と言われています。
水を含む場所ならどこでも卵を産み、その卵は乾燥した状態で数か月生き延びる性質があります。
そのため、最も根絶しにくい蚊とも言われています。

また主な生息地は、比較的暖かい地域ですが、夏になれば北上してくることもあるそうです。

 

性交渉で感染?感染予防法は?

性交渉・輸血での感染の可能性も

ジカ熱は人の血を吸った蚊が媒体となって伝染するため、人から人への直接の伝染はないといわれてきました。

 

しかし、感染拡大に伴い、性交渉でも感染するらしいことがわかってきました。
既に14人性交渉を通じてジカ熱に感染したとみられる患者がいるとされています。

 

また同様に輸血での感染の可能性もあります。

米食品医薬品局(FDA)は「小頭症」との関連が指摘されているジカ熱をめぐり、流行地域における献血の中止を呼びかけているとのことです。

 

ジカ熱の予防法は?

今のところジカ熱用のワクチンはありません。

そのため、予防法は蚊に刺されないようにするしかありません。
長袖・長ズボンの着用、効果の続く虫よけ剤の利用くらいしか打つ手はないようです。
また、ネッタイシマカは主に昼間に活動するといわれているので昼間は要注意です。

 

さらに間接的ではありますが、蚊がわかないようにすることも有効です。
とにかく蚊が卵を産みそうな水たまりを作らないようにすることが大切です。

日本では現実的ではないように聞こえるかもしれませんが、デング熱が流行しているシンガポールでは、屋外に水を貯めっぱなしにして蚊を発生させると最高1000ドルの罰金を取られることになります。

 

日本での感染の可能性は?

今のところ日本での感染例は見られないようです。

しかし、日本でも琉球諸島や小笠原諸島にネッタイシマカが生息しています。
また、1944年には天草諸島で大量発生したが1952年までに駆除したとの記録があります。

既に旅行者が世界中に感染を拡大している状況なので、日本でも注意すべきです。
今のうちから虫よけやコンドームなどを用意しておく必要があるかもしれません。

 

またネッタイシマカを並んでヒトスジシマカも感染媒体になるといわれています。

ヒトスジシマカはあなたもよく知っているヤブ蚊のことです。

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まとめ

ジカ熱の概要いかがでしょうか?

今後の感染拡大に備えて

・ネッタイシマ蚊を媒体として感染するジカ熱の概要

・ジカ熱の症状と妊婦感染による小頭症の可能性

・ジカ熱の感染とその予防(性感染や輸血のリスク)

・日本での感染の可能性

について解説しました。

 

日本ではまだジカ熱の感染患者は出ていないようですが、今後感染拡大が予想されます。

日本は蚊の多い国であるだけでなく、温暖化傾向にもあり熱帯の地方の動植物も生育しやすい環境になってきています。

そう考えると、やはり怖いですね。

(希望日本研究所 第一研究室)

 

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