2016.02.22 アメリカ大統領選挙

ドナルド・トランプとは?大統領選挙の有力候補者・不動産王ドナルド・トランプの意外な素顔とは

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トランプタワーの不動産王ドナルド・トランプはいかにしてアメリカンドリームをつかんだのか?

200億円の慰謝料、不動産価値1000億円以上の土地―。
大富豪のドナルド・トランプが第一夫人との離婚のときに支払った代償。
のけぞるほどの慰謝料もどこ吹く風、トランプはその後、二度の結婚を繰り返しています。

2016年アメリカ大統領選挙の共和党有力候補者、トランプは

「イスラム教徒の入国を全面的かつ完全に禁止することを呼び掛ける」

「メキシコが送り込んでくる人々は問題だらけで、米国に麻薬や犯罪を持ち込んでいる。彼らは強姦魔だ」

といった過激な発言をし、全米はもとより世界中を騒がせています。

また彼は「アメリカンドリームは死んだ」と述べ、

オバマ現大統領(民主党)の政策が誤っているため世界最強のアメリカ経済を崩壊させてしまった
自分がリーダーシップをとればアメリカを甦らせることができる、といっています。

こういった発言からキワモノ的な候補者として見られがちですが、いまだ共和党の最有力候補者。

そしてアメリカの不動産王として知られ、アメリカンドリームの体現者、成功者として名をはせているのです。

ここでは、過激な発言が多く、人物としての評価が分かれる、アメリカ大統領候補、ドナルド・トランプの素顔に迫ります。

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ドナルド・トランプはいかにして不動産王になったのか

2016年アメリカ大統領選挙の共和党有力候補者は、ラジカルな言動で知られる、不動産王のドナルド・トランプ。

ニューヨーク出身、1946年生まれで現在69歳の彼は、美女が大好きと公言してはばからない。
現在の夫人(三番目)も24歳下の美人モデルです。

先ほども記しましたが、第一夫人との離婚慰謝料200億円を支払いながらも懲りずに、また結婚を繰り返し、三人の女性との間に5人の子どもをもうけています。

トランプは、ニューヨーク市で不動産業を営んでいた父親の会社を引き継ぎ、彼の代で世界的な不動産グループに押し上げました。

彼の総資産額は5000億円、20人ほどいる米大統領候補者の中では断トツの1位。
ちなみに2位のカーリー・フィオリーナ(ヒューレット・パッカード元CEO)が70億円であることを見ても、ずば抜けています。

彼自らは(家族に分散している可能性もあり)総資産は1兆円を超えている、だから選挙資金はすべて自前で賄える、と豪語します。

彼が持つ、ニューヨークマンハッタンのメーン通りにある複合ビル「トランプタワー」には、映画監督のスティーブン・スピルバーグらセレブが住んでいることでも有名。

そのほかホテル、カジノ、ゴルフ場などを抱え、収入源にはTV出演料までも存在します。

アメリカンドリームの体現者、成功者なのです。

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不動産王トランプの経営哲学に見る成功の理由

不動産王・トランプは、自己顕示欲が強いことからメディア露出が多く、そのラジカルな言動から毀誉褒貶の激しい人物として知られる。

しかし、その経営哲学には目を見張らされるものがあります。

不動産王となったトランプのビジネス・経営哲学は

①「いったん負けることによって、勝つための新たな戦術が見えてくることがある」

②「1つの取引に臨む場合、成功させるための計画を少なくとも5つか6つは用意する」

③「自分で調査し、自分で結論を出す」

という3つ。

①は失敗からの教訓をしっかり生かすことを指摘。

後に述べますが、トランプが不動産王に至るまでには何度かの失敗・挫折がありました。
失敗し挫折をしても、その経験をきちんと次に生かす大切さを述べているのです。

②はリスク管理。

取引がうまくいかなかった時の次善の策をあらかじめ考えておく。
成功させるための計画・ストーリーを5~6種類は用意しておくべきだというのです。
若い時、一か八かの取引に挑戦、大失敗に終わった経験から学んだもの、とされています。

③は現場主義のこと。

不動産を購入する時など経営判断は専門家の意見だけではなく、自らの目と耳と足をフルに使って調査、自分が決断すべきと主張。
専門家の意見だけに頼った結果、失敗した苦い経験を繰り返すまいという思いからです。

以上のように、その経営哲学は、ビジネス経験に裏打ちされた意外なほど堅実なもの。

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不動産王トランプ、「世界一貧乏な男」というあだ名をつけられ地獄へ転落、しかし蘇る

経営者としての経歴を振り返ると、トランプは1980年代の好景気を背景とした不動産ブームで一気に、アメリカの不動産王と呼ばれるようになります。

そこでつかんだ資金をもとに、航空会社など他業種へ拡大。

ところが90年代に入り、それら企業が経営破たんを起こしてしまいます。
1000億円もの負債を抱えた結果、「世界一貧乏な男」、というあだ名もつけられてしまう。まさに天国から地獄への転落を経験。

しかしトランプは90年代後半の不動産ブームで再度、復活。

こうした成功、失敗、挫折を何度も繰り返しながらも、見事に蘇っているのです。

アメリカはこのように敗北しながらもカムバックした人物を愛する文化が国にあります。
これぞアメリカンドリーム

意外とも思える彼の経営哲学を見てもわかるように、失敗、挫折を繰り返しながらも、そこで得た教訓をもとに成功へつなげる。

タフなビジネスマン、経営者としてのスタイルこそ、彼が不動産王となり、アメリカンドリームをつかんだ理由なのです。

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まとめ

2016アメリカ大統領選挙では当初、トランプの品のない発言などが大衆の支持を得ているといわれ、泡沫候補と見られていた。
しかし、いまや共和党内の支持率トップを走っています。

トランプは、父親が興した不動産業を、世界的な不動産グループに押し上げ、資産総額5000億円とも1兆円ともいわれる資産総額を持つアメリカの不動産王。
まさにアメリカンドリームの体現者です。

自己顕示欲の強い彼の言動から、人物評価は分かれますが、彼が原点として持つ経営哲学は

①「いったん負けることによって、勝つための新たな戦術が見えてくることがある」

②「1つの取引に臨む場合、成功させるための計画を少なくとも5つか6つは用意する」

③「自分で調査し、自分で結論を出す」

という実践的なビジネスの中からうまれた実に堅実なもの。

意外ともいえるビジネスマン、経営者としての姿があるのです。

2016アメリカ大統領選挙では、白人の労働者階級からの支持を得て、彼らから超格差社会となったアメリカの経済再生などが求められています。

アメリカンドリームの体現者である彼であれば、雇用問題含めアメリカの経済を復活できる、ひいては「強いアメリカ」を再現してくれる。

他候補者とまったく異なる、本音の言葉を吐き、過激な発言で全米を沸かせながら、突き進んでいます。

日本への影響を含め、今後のアメリカ大統領選挙の行方に目が離せません。

 

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※「ACTIONなう!」第6研究室

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