2016.02.22 規制緩和

4月スタート!電力小売りの全面自由化 私たちの電気生活が大きく変わる!?

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誰もが自由に電力を買える!電力の小売りで電気料金が安くなる?

今年の4月から、自由に電力を変えるのようになります。

「え!今までだって、小売か卸売りかは知らないけれど、うちは東京電力と契約して電気を買っていたし、なにも大騒ぎすることでもないでしょ!」と、たぶんあなたは言うでしょう。

しかしそうではないのです!

誰もが自由に「電力のお買い物」ができるようになるのです。

一般的な家族4人の年間に支払う電気代は14万円と言われています。
例えば、デパートで14万円の支払う買い物だったら、あなたはきっと真剣にお店を選ぶでしょう。

今、私たちが使っている携帯電話もそうですが、キャリア(携帯電話会社)同士で激しい通話料金の値下げ競争やサービス競争が起きてることをご存知でしょう。
これと同じことが、電力についてもいえる時代が目の前にやってきたのです。

それも、この4月にスタートと、すでに私たちの目の前に迫ってきているのです。

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電力小売りはすでに始まっていたが、この4月から全面自由化!

下の図をご覧ください。

電力の自由化の流れは今に始まったわけではありません。
すでに過去から自由化の流れは始まっていたのですが、電力システム改革の一環として、家庭向け販売を含む電力小売りの全面自由化が今年の4月から完全にスタートします。

これは現在日本に住む約8000万世帯の一般家庭や飲食店や診療所や床屋さんやクリーニング屋さんなど町で見かける中小のお店にも大きく関係する大改革なのです。

というのは、今迄は自由に電気を買えることはできなかったのです。

私たちが住んでいる地域にある、いわゆる地域独占の電力会社からしか電力を買えることができませんでした。
というより、そこと契約するのが当たり前だったのです。

それが、この4月から、あなたの好きな電力の小売り会社から自由に電力を買うことができるようになります。

これは画期的な大変化です。

 

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<出典> 経済産業省 電力システム改革専門委員会

 

 

新しい小売り業者から電力を買ったらクーポンが付いた!

携帯割とか、ガス会社のセット販売とか、クーポンがついてくるとか、いろいろなサービスの提供が期待されます。

すでに電力自由化に先行して取り組んでいるイギリスでは、既存の電力会社5社に加えて、ガス会社や新規事業者が参入しています。
その数は30社をこえ、一般家庭向けに電力を供給しています。

新規事業者の中には、様々なサービスを加えて電力を小売りしているケースがあり、スーパーのクーポンとセットで電力を販売する会社などが登場しています。

日本でもすでに、いろいろな会社が電気の販売についてテレビコマーシャルを流し始めています。

 

 

既に130社の小売り電気事業者が登録!好きな電力を選べる時代に

小売り電気事業者の登録数が、実はすでに130社もあることをご存知でしたか?
その内訳を見てみましょう。

 

☑ 現在の主要な新電力事業者・・・19社

☑ LPガス及び都市ガス関係・・・22社

☑ 石油関係・・・8社

☑ 通信、放送、鉄道関係・・・29社

☑ 電力会社の子会社・・・5社

☑ 太陽光など再生可能エネルギー関連・・・16社

☑ その他・・・31社

 

電気は私たちの生活になくてはならないものです。
安定した電力は私たちの生活だけでなく、日本の経済活動にも大変重要なものです。

しかし、5年前の3.11では、福島原子力発電所の大事故がありました。
そして私たちは、放射能事故というとても不幸な事態に巻き込まれました。
と同時に、いかに電力不足が私たちの生活に不自由を与えるかを知りました。

原子力発電事故と放射能の問題を契機に「電力を選択したい」という国民の意識も高まりました。
また、新しいトレンドとして再生可能エネルギー等を含めた多様な電力事業者が登場してきました。

私たちは今、小売りにおける全面自由化の方向性に電力政策が大きく転換したことによって、電力を選べるという「電力選択」の自由を得た事にもなるのです。

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電力小売り事業者選びのコツ

電力の自由化は「電気のお買い物」です。
つまり、年間で14万円(4人家族の平均的家庭)の買い物をどこでするかということです。

私たちが普段使う携帯電話を選ぶ時も、通話料金だけでなく、携帯電話会社が提供する様々なサービスを比較して、契約を決定していますよね?
それと同じ考え方です。

最近では、随分とテレビコマーシャルも盛んになってきました。
そこでいくつかのコツを挙げておきます。

 

☑ 電気代が安いという単純なことだけでは選ばない

☑ 携帯料金やガス料金でセットでお得になることもある

☑ 自然再生エネルギーというクリーンなエネルギーを選択する方法もある。

☑ 市場競争でサービスもいろいろ変わるので、一年に一回は電力会社を見直すというというぐらいの気持ちを持つ。

 

消費者として、どこからどんなエネルギーを買うかは個人の自由な意思ですし、経済合理性の問題です。

しかし同時に、電力・エネルギー問題は、日本の問題だけでなく地球環境の問題でもあります。
私たちの意思や選択が電力・エネルギーの政策に影響を与えていくともいえるのです。

次回も、原子力・電力・エネルギーに関して、そして私たちの生活との関わりを考察してまいります。

 

希望日本研究所 第二研究室

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