2016.02.19 有識者講演動画

山田宏先生「教科書採択問題」を解説!『政治運動に惑わされず正しい歴史教育を』【動画】

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教科書採択について山田宏先生が解説!『正しい愛国心に目覚めた人が増えてきた

教育問題の一つに『教科書の採択問題』が挙げられます。

その主な理由は、
日教組が好む教科書が使われる傾向があり、正しい歴史教育がなされていない。

かつて『杉並区歴史教科書採択騒動』が起きたときに区長を務められていた山田宏先生は、最近の教科書採択問題をどう見ているのでしょうか?

動画にて解説をいただきました。

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※ このページから直接動画をご覧頂けます。また、下部には文字起こしもございます。

 

山田 宏(やまだ ひろし) 国家経営研究会 代表理事 プロフィール

【経歴】
昭和33年生まれ
京都大学法学部卒業後、松下政経塾へ2期生として入塾
都議会議員を2期、杉並区長を3期、衆議院議員を2期務める
現在は国家経営研究会の代表理事

【著書】
「日本よい国」構想 (WAC出版)
第3の道 (マガジンハウス) 他

川上 和久(かわかみ かずひさ) 明治学院大学 教授 / 希望日本研究所 所長 プロフィール

【経歴】
昭和32年生まれ
東京大学文学部社会心理学科卒業
同大学大学院社会学研究科社会心理学専攻博士課程単位取得退学
東海大学文学部助教授等を経て現職
専攻は政治心理学、戦略コミュニケーション論

【著書】
イラク戦争と情報操作
「橋本維新」は3年で終わる
「反日プロパガンダ」の読み解き方 他

 

山田宏先生が語る「教科書採択問題」以下よりテキストでもお読み頂けます。

kk100川上 今日は<一般社団法人 国家経営研究会>代表理事の山田宏先生にお見えいただいて、教育問題についてお話しいただきたいと思うんです。

実は、山田先生は杉並区長でいらっしゃったときに、教科書採択でですね、非常にこう過激派が杉並区役所を取り囲むという中で、断固として「こういう教科書が必要なんだ!」ということで教科書採択されたご経験がおありなんですけれども。

今の教科書採択の状況をご覧になって、当時と比べて、少しはまともになってきたなと思われる部分とまだまだだと思われる部分があると思うんですね。

少し変わったな(正常化したな)と思われる部分はどういった点でしょうね?

hy1山田 そうですね。

やはり『新しい歴史教科書をつくる会』の教科書というものを基盤とした教科書会社は2つありますけれども、両方合わせて、初めて杉並区がつくる会の教科書を採択したときから比べれば、かなり多くの公立学校でも採用されるようになったと。

それくらいやはり日本の過去、特に近代の歴史についてですね、慰安婦問題や南京事件も含め、国民の中に「やはりこれはねつ造されたものじゃないか?」という理解が広まってきたと同時に、やはり中国なんかの色んな侵略的な行為に対して、日本人が「日本を守らなきゃ」という思いに、健康的なと言いますか、正しい愛国心に目覚めた人が増えてきたということが、当時とはずいぶん違っていると思いますね。

kk100川上 当時は近隣諸国条項というものが政治的な妥協で生まれて、真実性というものは非常に疑わしいにもかかわらず、とりあえず多くの教科書に慰安婦の問題が記載されてですね、それが「強制連行があったんじゃないか!?」というようなことを他国が言い立てるような、1つの「教科書に記載された」という元にもなっていたわけですね。

こういう状況について、少しずつ少しずつではあるけれども、「それはおかいいんじゃないか?」というような風潮が生まれてきたのは、進歩だと。

ただ、まだまだだと思われるところもあると思うんですね。
それはどういうところにありますか?

hy1山田 慰安婦の記述は、中学の歴史教科書はもうゼロです。
昔は全部書いてました。やはり、南京虐殺ですね。
これについては、保守系と言われる教科書ですら記していますし、他の教科書にしてみれば、今回問題を起こした三省堂だとか東京書籍だとか、どちらかと言うとかなりレフトにある教科書会社なんかはバンバン書き立てていますから、こういった記述などですね。それからさらに、いつも民衆は虐げられていて領主や君主は悪いことをやっている、というようなトーンの日本の古代から書き方を比べてみても、一揆の記述が凄い多いですから、そういったところも含めて、自分の国の歴史に敬意を表する、また先人たちの努力に感謝できる、そういった教科書にはまだまだ程遠いなという感じがしております。
kk100川上 私も中学の公民の教科書に携わっていて、歴史と一緒に合同でやっているんですけれども。

マルクス主義的な階級闘争史観というのがまだまだ他社の教科書に根強くあって、そういう点で江戸時代を捉えると、山田先生が仰ったように、本当は江戸時代というのはそんなに階級に縛られていない社会であったにも関わらず、ステレオタイプ的に「農民が虐げられて一揆を起こした」というような、どうもそういう偏った歴史観というものがまだまだ私も残っているような気がするんですね。

これを改善していくためには、これから教育行政というものをどのような形にしていけばよろしいでしょうね?

hy1山田 まともな教科書が少しずつ採択されることになったのは、採択プロセスを正常化したからなんですね。

それまでは、学校の教科担当が集まって、教育委員会で決めることにはなっていたけれども、事実上そこの推薦教科書を採用するということですから、いわば日教組が選んでたようなもんですね。

教科書会社も日教組の主張に合わせた内容を作るということでしたが、だんだん組長のリーダーシップと教育委員会の改善というものが進んで、勇気ある組長のもとで、ある教育委員会など「やっぱりそういう歪んだものじゃなくてちゃんとしたものを」というところが出たと思うんです。

ですから今後ですね、最終的には今のように教科書の採択方式をもっと正常化するというか、今でも学校代表の意見を聞いてるところがありますから、そういうものがなるべくなくなっていくようにしていかないといけない。

それと、今回の事件もありましたように、教科書会社がお金を配って、先生をいわば買収するというようなことも、これまでのシェアが多かった会社はどんどん責められていますから、こういったものをバシバシ摘発していくと。

かなりグッチャリ長年の歴史の中で、日教組を含めたそういう教員の中のいわば左派の人たちとのズブズブの関係が今までできあがっていますから、そういうものもこういう事件からどんどん摘発していったらいいですよ。

kk100川上 やはり、良い教科書を作って「これは良い教科書ですよ」と言うだけではなくて、構造的にレフトの勢力とズブズブになっていたような、そういうシステム自体にもメスを入れていかないと、なかなか教育が良くなっていかないという、そういう状況なんですね。
hy1山田 そうです、だからこの間の事件が良い例だと。
あんなもの氷山の一角ですから。教材とか何かもう、みんなズブズブの業者との関係が学校現場とありますから、今回の事件を機にですね、教育現場という公的な所と業者または教科書会社、こういったところのこれまでの長年の慣習・風習というものに対して、バッサリをメスを入れてもらうということが、教科書の採択にも影響されるんだろうと思います。
kk100川上 ちょうどそういう教科書会社、検定中の教科書は本当は外部に漏らしてはいけないのに、そうやって先生方を集めて、色々な謝金を渡したりしていた。

そういうことを摘発することを通じてですね、公正な採択、そして私たちの望むような教科書が、本当に未来を担う子供たちの手に渡るような運動というのを、ぜひ続けていきたいと思いますね。

hy1山田 杉並区が全国で初めて『つくる会』系の歴史教科書を中学で採択したときは、2005年だったんですけどね。

川上先生が仰ったように、杉並区役所の周りを『人間の鎖』と称する、今のあの安保デモみたいなもんですよ。
もう凄い二重三重にやってですね、いろんな圧力を、左派勢力が全国から人を集めて結集させたわけです。

相当大盛り上がりで、私なんかの家の前にも1ヶ月近く私服の警察官が立ってましたね。

杉並区には中核派の区会議員もいるぐらいですから、かなりそういうレフトウィングが多い所なんですが、しかしですね、あれで採択したら何が起きたかというと、あんなに反対していたのに、翌年の教科書を使い始めるという4月になってどんな妨害工作をするかと思ったら、ゼロですからね。

学校の校門の前でビラでも配るかと思ったら、ゼロですから。

教科書を使い始めたらですね、父母の誰かから「こんなの使っておかしいじゃないか!」というところがあるのかと思ったら、ゼロですから。

ようするにですね、あれみんな政治運動なんです。

安保法制改革もそうですけれど、ワァーってやったと思ったら、スゥーっと消えているでしょ。
特定秘密保護法のときも、私も国会におりましたけれども、ワァーっと盛り上がって国会の周りが凄まじい状況だったけど、通ってしまえば、翌年人っ子一人いないじゃないですか。

まぁこれはですね、まともな教科書に対しての子どものためにやっている運動じゃなくて、一部の勢力が自分の政治勢力を伸ばすためにやっている政治運動ですから、その教科書運動もですね、あまり恐れないで、実際はそういう実態だから、組長の人たちがしっかり子供のために「どういう教科書を読んでもらったら子どもの背骨が伸びて、そして自分というものを大事に思うか、良い国に生まれたなと思うか」という、自己肯定感と言いますかね。

やはり自己肯定感を持てないと、人間は苦しい時に立ち上がれません。

ですから、そういった教科書を本当に持たせようと思えば、少し努力はいりますが、反対勢力というのは高々その程度ですから、ぜひ頑張ってもらいたいと思います。

kk100川上 教育というものは未来を作る大事な授業ですから、政治運動に惑わされず、ぜひ教育によって明るい未来を国民の手でつくっていきたいと思います。

 

 

希望日本研究所 第5研究室

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