2016.01.19 北朝鮮

【北朝鮮拉致問題】横田めぐみさんの子どもと孫、拉致の深い闇

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横田めぐみさんの娘キム・ウンギョンさんと10ヶ月の赤ちゃんと横田夫妻との面会

拉致被害者家族の横田夫妻とめぐみさんの娘であるキム・ウンギョン*さんとの面会は、東亜日報の報道の8ヶ月前、2014年3月10日〜14日、モンゴルのウランバートルで実現しました。

その場には両国の外務省の人の他、ウンギョンさんの夫と10か月の赤ん坊(横田夫妻のひ孫と思われる)も同席しました。

*キム・ウンギョンさんはその存在が明らかになった時にDNA検査でめぐみさんの娘であると鑑定されました。(赤ちゃんのDNA鑑定にはまだ至っていません)

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Ulaan Baatar Train Station, Mongolia Photo by Matthew Mayer 15 December 2005  レストラン等が入るウランバートル駅舎(ウランバートル・Wikipedia)

横田夫妻は、10ヶ月の赤ちゃんは11kgもあり、信じられないくらい重かったと振り返っています。

そしてウンギョンさんもコロコロに太っていたそうです。

ウンギョンさんの夫は「北朝鮮にないものは何もありません」、何でもあると日本の飴をカバンからわざわざ出したそうです。

どうやって手に入れたまでかは説明しなかったそうですが、横田めぐみさんの母早紀江さんは、「日本に帰ってない人もいますが、せめてあなた方ぐらいのレベルで、満ち足りたような生活ができていれば、私たちはどんなにうれしいかと思います」と伝えたそうです。

限られた会話の中での最高の皮肉にも感じられますが、今回の面会は、被害者家族は拉致被害者本人とは会えず、その情報ももらえないが、その子孫との面会は許されるというおかしな面会であったと振り返っています。

北朝鮮は拉致をした日本人を強制的に結婚させ子供をつくらせ、また工作員に仕立てていくという非人道行為を繰り返しています。

北朝鮮の革命教育とは「代を継いで」組織のために活動し続けることを誓う教育です。

北朝鮮で生まれ、そこで教育を受けたウンギョンさんもおそらくそういうものでしょう。

あなたもご存知でしょうか?

1970年に北朝鮮へ逃亡した9人のよど号ハイジャック犯達も、北朝鮮で日本人妻(拉致被害者)と強制的に結婚させ、出産させ、主体思想を叩きんだ子供20名を、成長後全員日本の国籍を取得させ日本に住まわせています。

そしてその子供の中には、日本国内で選挙に立候補している者も。。。

(参考記事:【北朝鮮で主体教育を受けたよど号ハイジャック犯の子孫が日本の選挙に立候補している事実】

 

横田めぐみさんの拉致の経緯

北朝鮮による外国人拉致の被害者は世界で20万人を超えると国連調査委員会は示し、日本は北朝鮮による拉致被害を最も受けた国の一つであると認識されています。

日本人の「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者」の数を入れると1000人を超えるといわれています。

(参考記事:北朝鮮拉致問題】東亜日報よる横田めぐみさんは北朝鮮の精神病院で殺害されたという報道、私たちは何をすべきか

2002年9月17日、当時の小泉純一郎首相が北朝鮮の平壌を訪問し、金正日総書記と会談し日朝首脳会談が行われました。

その席で北朝鮮側は、横田めぐみさんを含む日本人13人を拉致したことを金正日自ら認め、謝罪しました。

そして「日本人拉致事件の関係者は全て処罰した」と述べ、拉致被害者の8人はすでに死亡したと「死亡診断書」、横田めぐみさんについては「1994年に自殺」とめぐみさんの遺骨を2004年に日本側に提出しました。

しかし日本での遺骨のDNA鑑定結果、別人のものということが明らかになりました。

当時わずか13歳の横田めぐみさんは1977年11月15日、北朝鮮工作員に拉致され、日本海に面した新潟市から北朝鮮に連れ去られました。

その時の状況を、韓国に亡命した元北朝鮮工作員はこう証言しています。

『めぐみさんを北朝鮮につくまで船倉に40時間以上監禁した。「お母さん、お母さん」と叫び、壁などをひっかいたようで指は血だらけでつめがはがれそうになっていたという』

めぐみさんは「習字やクラシックバレエも習い、明るく朗らかな少女で家族にとって、まるで太陽のような存在」だったようです。

その日めぐみさんはいつものように双子の弟や両親と朝食を済ませ、中学校へ出かけました。

毎日繰り返している日常の平和な光景です。

そしてめぐみさんは、放課後クラブ活動のバトミントンの練習を終えて帰宅するはずでした。

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放課後の運動場

夕方帰宅時間になっても帰ってこないめぐみさんを心配した家族は、必死にめぐみさんを探しました。

警察も誘拐事件として、また家出、自殺などあらゆる方面からも捜索しましたが、目撃者さえも見つかりませんでした。

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朝ごはん

家族にとって、一緒に朝ごはんを食べ学校へ出かけていくめぐみさんを見たのが最後となってしまいました。

めぐみさんのお父さんは毎朝早く家を出て海岸を見てまわったそうです。

お母さんは家事を終えると町中探し、めぐみさんの名前を呼びながら海岸を何キロも歩いたそうです。

突然平和な家庭を襲った北朝鮮拉致事件は、生き地獄の苦しみを拉致被害家族に38年も味わせています。

未だにめぐみさんの帰宅を信じ活動をしています。

横田めぐみさんのお母さん、早紀江さんは「帰ってきたら、大自然の中につれていってあげたい。」自由を満喫させてあげたいと願っています。

ある日突然連れ去られ、人生を奪われる北朝鮮による「拉致」というテロ行為。

日本人拉致は日本国民の生命と安全の大きな驚異をもたらすテロです。
このような行為は根底から叩き潰さなくてはなりません。

日本は、「金正恩政権が被害者全員を返しその全貌を発表し謝罪する」という決断をしなければ、日本も国際社会も金正恩政権を徹底して追求し、人権侵害の犯罪を裁くという明確な姿勢を行動で示すべきです。

被害者全員の帰国と二度と拉致が繰り返されないように!

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 (希望日本研究所 第7研究室)

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