2015.11.30 有識者講演動画

田村重信先生と読み解く安保法制!違憲の声が聞こえるが、本当に憲法違反なのか?

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自民党政務調査会調査役の田村重信先生と平和安全法制を考える!「安保法制は憲法違反では?」

 

 

田村 重信(たむら しげのぶ) 自由民主党 政務調査会 調査役

【経歴】
昭和28年生まれ
拓殖大学卒業後自由民主党宏池会職員を経て自由民主党本部職員
政調会で国防を担当、政務会長室長、総務担当などを歴任
慶応大学大学院法務研究科非常勤講師(2014年3月まで)
国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)客員研究員

【著書】
安倍政権と安保法制
平和安全法制の真実 他

 

川上 和久(かわかみ かずひさ) 明治学院大学 教授 / 希望日本研究所 所長

【経歴】
昭和32年生まれ
東京大学文学部社会心理学科卒業
同大学大学院社会学研究科社会心理学専攻博士課程単位取得退学
東海大学文学部助教授等を経て現職
専攻は政治心理学、戦略コミュニケーション論

【著書】
イラク戦争と情報操作
「橋本維新」は3年で終わる
「反日プロパガンダ」の読み解き方 他

 

 

田村重信先生と平和安全法制を考える!「安保法制は憲法違反では?」

上の動画をテキストでもお読みいただけます。

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kk100川上 今回の平和安全法制に関して、色々な憲法学者が「憲法違反だ!」と、あるいは一部のメディアが「解釈改憲ではないか!?」と、様々言い立てました。

もちろん日本という国には言論の自由がありますから、解釈としてそういう風なことを言うのはもちろん勝手と言えば勝手なんですけれども、どうも世間の中ではそういうことを鵜呑みにして、今回の平和安全法制が「憲法に違反しているのではないか?」とか思っておられる方もいらっしゃると思うんですね。

そういう中で、田村先生は本にもお書きになっておられましたけれども、これは憲法の枠内でやっている平和安全法制なんだと。

PKO法案の時にも色々と携わっておられたご経験から、憲法違反にあたらないんだということを、解説していただきたいと思います。

st田村 色々と議論がありましたけれども、1つは『砂川判決』をきちんと援用しているとか、あるいは『昭和47年政府見解』をきちんと守っているとか。

最大の理由は、あのうるさい内閣法制局の審査を経て法律ができているということです。

特に憲法9条と自衛隊の関係とか、歴史的にものすごく大変な議論の積み重ねがあって、その中で今回できた法案ですから、そういう意味で憲法違反に当たるということはないですね。

kk100川上 9条のお話が出ましたけれども、大体「自衛隊自体が違憲である」とか、そういうようなことがずっと憲法学の中で言われてきました。

憲法について色々解釈したり「自分はこう思う」と思ったりするのは言論の自由ですけれども、最終的に憲法について判断を下すべき存在は最高裁だと思うんですね。

最高裁の判断がどういうものであったか、田村先生から解説をいただけますか?

st田村 最高裁の判決の枠内ということでやってますから、これは問題ないわけです。

憲法学者や弁護士の中で法案に対して裁判を起こそうという動きがありますけれども、提訴するならしたら良いと思います。

イラクの人道復興支援の時も同じ動きがありましてね、それで全国各地で提訴しましたけれども、結局それ全部負けてますから。

(今回もおそらく)同じことになりますから、それはもうはっきりそういうことをされれば、いかに憲法違反でないことがわかります。

それから面白い例として、朝日新聞が6月に「自衛隊の存在が憲法違反かどうか」というアンケートをとったところ、「違反だ」と答えた憲法学者の割合は6割です。

平成3年のPKOの時も朝日新聞が調査をやっています。
PKOの法案が成立する前に「PKOの自衛隊参加は憲法上問題があるか?」と聞いたら、やっぱり6割の憲法学者が「そうだ」と言っているわけです。

だから、変わらないんです。

憲法学者の頭数は変わらないから、今回の平和安全法制だって、半分以上の憲法学者が反対をしている。

それをメディアが報道しているということですから、何となく「大半が憲法違反じゃないの?」という感じになるわけですけれども、実態は違います。

kk100川上 田村先生が仰ったように、内閣法制局が憲法の枠をはみ出すような法律を作れるわけないですから、内閣法制局の枠内で、非常にギリギリのところで、「憲法違反にならないように作った平和安全法制である」ということをご理解いただきたいと思います。

 

 

希望日本研究所 第5研究室

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